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ホテイアオイは7月〜9月上旬によく増えます


■ホテイアオイの増やし方

1. ホテイアオイの増やし方は?
ホテイアオイは夏の間、とても旺盛に生育します。
その際、子株を次々とたくさん作ります。

親株と子株とは、ランナー(ストロン=匍匐茎とも)と、
呼ばれる茎のようなもので繋がっていて、子株ができ始めた頃は、
このランナーを通して親株から栄養をもらっています。

人で言うへその緒のようなものです。
子株がだんだんと大きくなり、
根が生えてきたら、ランナーからは栄養をもらわず、
自分の根で水中の栄養を吸収するようになります。

その後、不要になったランナーが風などで自然に切れるのですが、
自然に切れるのを待たずにハサミなどで切っても大丈夫です。

気温が高く日差しの強い7月〜9月上旬くらいまでは、
旺盛に子株を作るので、子株にある程度の根が生えてきたら、
ランナーを切って親株から切り離すと良いでしょう。


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印がホテイアオイのランナーです


2. なかなか子株が増えない場合は?
ホテイアオイは基本的に、水と気温と日光があれば、
どんどん株を増やしていく植物です。

なかなか子株が増えないということですが、
気温の低い時期だと生育がまだゆっくりなので、
なかなか子株が増えないことがあります。

7月や8月の真夏に子株が増えないということであれば、
日当たりなどの環境はどうでしょうか。

半日陰などでも枯れたりすることはあまりありませんが、
日照が悪いと、やはりだんだんと弱ってきたり、
子株を増やすほどの栄養を作れないという状態になります。

屋外で育てているのであれば、ガンガン日の当たる場所に置きましょう。
真夏の直射日光に当たっても、水がなくなったりしなければ、
枯れたり弱ったりすることはありません。


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花が繊細で色合いも涼しげできれいですね


◎室内で育てている場合
もし室内で育てているのであれば、
できれば屋外の日当たりの良い場所で育てた方が良いです。

水槽などに入れていて、どうしても室内でということであれば、
水槽用のライトを設置してあてると、いくらかは日光の代わりになります。

あるいは、外の日差しが良く当たる場所で育てたものを、
株分けして室内の水槽で楽しむという方法もあります。

ライト等がなければ次第に枯れてしまいますが、
その時はまた外で育てているものから、
株分けをして水槽に入れるというサイクルです。

■参考
・ホテイアオイの育て方
・ホテイアオイの越冬
・ホテイアオイ 花を咲かせるには?