
大きくなった鉢植えはていねいに植え替えます
1. ジンチョウゲ 鉢植えの植え替え方法
鉢植えにしている場合、植えてから数年経つと、
鉢の中で根がいっぱいまで育ったり、
地上部が育って鉢とのバランスが悪くなってきます。
そうなったら、植え替える必要があります。
植え替えの適期は6月〜7月頃です。
今、育てている鉢より一回りか二回り大きい鉢を用意し、
鉢の底に鉢底石を敷き入れます。
鉢底石の上に用土を入れ、植え付けます。
この時、根は切ったりせずに、
根鉢もほとんど動かさずに植え替えるようにしましょう。
ジンチョウゲは根が弱く、傷をつけたり切ってしまうと、
なかなか新しい場所で根付くことができません。
そのため、植え替えをする際には、鉢増しのみするようにします。
植え替えた後は、水をたっぷり与え、
根付くまで半日陰であまり乾かないように管理します。
ただし、植え替え適期が梅雨の時期とかぶるので、
雨があたる場所に置いている場合、
土がじめじめした状態が続くことがあります。
乾かないようにする必要はありますが、湿気た環境も嫌いますので、
根付くまでは、雨の当たらない軒下などに置いて、
土の表面が乾いてきたら水を与えるようにすると良いです。
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ジンチョウゲはとても繊細な花木です
2. ジンチョウゲ 鉢植えの植え替えで失敗する理由は?
ジンチョウゲは根が弱く、傷がつくとなかなか治りません。
そのため、植え替えの際に根を切ったり、
乱暴に扱ったりすると根が傷ついてしまい、
枯れてしまうことがよくあります。
植え替える時は根鉢をほとんどくずさず、
根は触らずに、古い土を少量落とす程度に留めましょう。
また、排水の悪い土を使っていたり、水の与えすぎなどで、
土が湿気た状態が続くのもよくありません。
3.ジンチョウゲ 挿し木で予備を
とはいえ、上記のことに注意していても、
なかなかうまくいかないこともあります。
その時のために、予備として挿し木をして、
新しい株を作っておくのもお勧めです。
挿し木は4月か、7月〜8月に行うことができます。
15cmくらいの挿し穂を用意し水揚げを2〜3時間します。
赤玉土やバーミキュライトなどを入れた、
平鉢やプランターに挿しておきます。
発根するまでは乾かないように半日陰で管理しましょう。
>>挿し木(挿し芽)の方法 画像つき
↓庭植えの場合はこちらを参照してください。
>>ジンチョウゲを移植するコツ
■参考
・ジンチョウゲの病気と対策
・ジンチョウゲ(沈丁花)の育て方、剪定方法
・ジンチョウゲ 鉢植えの育て方