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元気の良い株を選びましょう


■ホテイアオイの越冬

1. ホテイアオイを容器に入れて越冬
ホテイアオイは耐寒温度が5℃で、寒さに強い植物とは言えません。
そのため、寒くなると茶色くなって枯れてきます。

一年草と割り切って、翌年の春に新しい株を買うこともできますが、
せっかくなので越冬にチャレンジしてみましょう。

地域にもよりますが、バケツなどでも気温と水温、日光が、
確保できれば十分に越冬が可能です。

梱包材(プチプチ)を容器に巻いたり、発砲スチロールなど、
外気温の影響を受けにくい容器を使うのも良いでしょう。
ただし、日光に当てる必要があるので、フタはしないようにします。

容器に水を張り、そこに元気そうな株をいくつか入れます。
霜が降りたり、凍ったりしない地域であれば、
日当たりの良い軒下などでも越冬できますが室内の方が安全です。

室内では一番日当たりの良い場所に置きます。
ただし、夜になると窓際は思ったより冷えますので、
日が暮れたら窓から離した方がいいでしょう。

その状態のまま、春になって十分に気温が上がるまで管理します。
4月頃だと、寒の戻りなどで冷え込むことがあるので、
遅霜の心配がなくなってから外に出すのが良いでしょう。


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直径12p程度の鉢に植え付けてあげます


2. ホテイアオイを鉢植えにして越冬
鉢植えにして越冬する方法もあります。

9月頃、元気そうな株を1つ選び、鉢植えに用土で植えつけます。
用土は赤玉やバーミキュライトなど、
水もちの良いものが基本ですが、市販の培養土でもじゅうぶんです。

市販の培養土を使う場合は、肥料の入っていないものを選びます。
鉢の大きさは特に決まりはありませんが、
そんなに大きなものでなくても大丈夫です。

1株に4号〜5号で十分です。深さは普通の鉢でだいじょうぶです。
植えつけた後は、水をたっぷり与え、
鉢皿には水が溜まった状態にしておきます。

しばらくは気温の高い日もあるでしょうから、
水切れしないように特に注意し、室内の日当たりの良い所で管理します。

寒くなってきたら、日中は室内でも日当たりの良い場所に置き、
日が暮れたら窓から離した場所に置くようにします。

春になり、遅霜の心配がなくなったら、
土を落として水に浮かべて育てましょう。

■参考
・ホテイアオイの育て方
・ホテイアオイの増やし方
・ホテイアオイ 花を咲かせるには?