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シルクジャスミンの花と実


シルクジャスミン(ゲッキツ)は、白くてかわいらしい甘い香りのする、
ジャスミンのような花を咲かせます。

月夜によく香ることから、月橘(ゲッキツ)とも呼ばれています。
英語名は、オレンジジャスミン(Orange Jessamine)です。
幹や葉がつややかで美しく、観葉植物としても人気があります。

ジャスミンティーなどで味わうジャスミンはモクセイ科ですが、
シルクジャスミンはミカン科の常緑低木です。


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葉の光沢も人気の秘密です


■シルクジャスミンの育て方

・栽培環境
太陽の光が大好きですので、日当たりのいい場所で育てます。
多少の耐陰性はありますが、日当たりの悪い場所で育てると、
葉を落とし、株が弱ってしまいます。

室内管理する場合であっても、
日差しの差し込む窓辺などに置くようにしましょう。

・植え付け
シルクジャスミンの植え付けは、
気温が十分に上がった5月〜8月頃が植え付けや植え替えの適期です。

雑貨店や100円ショップなどで小さな苗が売られていますが、
何本かまとまって植えられていることが多いです。

小さいうちに無理に株を分けてしまうと、
まだ弱い根が傷んで枯れてしまうことがありますので、 

何本か一緒に植えたままにしておきましょう。

用土は小粒の赤玉土7と腐葉土3をよく混ぜたものや、
市販の草花の培養土でも、じゅうぶんです。
観葉植物用の培養土も適しています。


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愛らしく、とても香りが良いです


・植え替え
園芸店などで買ってきた苗を植え付ける場合は、
苗の入っているポットよりも一回りか二回り大きい鉢に、
あまり根鉢を崩さずに植えつけます。

1年か2年育てていると、鉢底から根が出てくることがあります。
その場合は、一回り大きい鉢に植え替えましょう。 


鉢から抜いたら、三分の一ほど土を落とし、
傷んでいる根があったら取り除き新しい鉢に植え替えます。

・水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでしっかりと与えます。
どちらかというと、乾燥より湿気た場所を好みますので、
土が乾ききらないように注意します。

夏季は、朝に水を与えても夕方に乾いていることがありますので、
夕方も水を与えるようにしましょう。

十分気温の上がった6月以降は、霧吹きで葉の裏表に水を吹きかけ、
葉にも水を与えるようにかけてやるといいでしょう。

「葉水」は、葉から水を吸わせるという意味もありますが、
室内で管理している場合、ほこりで汚れていることがあるので、
葉を清潔に保ち病気を防ぐ目的もあります。


冬の間は生育が弱まりますので、生育期ほどは水を必要としません。
ただ、暖房が効いている場所などだと土が乾きやすいため、
土の表面が乾いたと感じたら水を与えるようにします。

またシルクジャスミンは葉が乾燥してしまうのも苦手ですので、
暖房の風が直接当たる場所は避けるようにします。

暖房が効いた部屋で管理するのであれば、
冬の間も時々「葉水」をあげると良いでしょう。


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耐寒性は、それほど強くありません


・耐寒性
耐寒性はあまりありません。
5℃を下回ると葉が落ち始め、0℃を下回ると枯れてしまいます。

冬の間も葉のある状態を保ちたいのであれば、
室内を10℃〜20℃に保つようにします。

霜に当たると枯れてしまうおそれがあるので、
10月の下旬頃には室内に入れましょう。

室内で栽培するときも、
できる限り日当たりの良い窓辺などに置くようにします。

霜の当たらない日の当たる軒下などに置いていれば、
枯れずに越冬することができますが、
念のため冬は室内に入れる方が無難です。

・施肥
生育期である5月〜10月に、2ヶ月に1回のペースで、
緩効性の固形肥料を与えましょう。

ただし、花が咲いたらその間は肥料を与えないようにします。
冬の間は肥料を与える必要はありません。

・剪定
枝が混みすぎている場所が出てきたら、間引くように剪定します。
また、枯れた枝が出てきたら、早めに切りましょう。 


長く伸びすぎた時は、思い切って切り戻しても、
生育期であればどんどん枝が出てきますので大丈夫です。


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挿し穂を作り、挿し木で増やすのが容易です


・増やし方
シルクジャスミンは、挿し木やタネまきから増やすことができますが、
あまり実がつかないので、挿し木で増やす方が簡単です。

まず、挿し穂を作ります。
10cmほどの長さに切った枝の、下から三分の一までは葉を落とします。

上の方に残った葉も、大きいものであれば半分の大きさに切ります。
切り口を水の入った瓶などに1時間ほど挿しておいて、水上げをします。

バーミキュライトや赤玉土を容器に入れ、
湿らせたら挿し穂を挿します。
乾かないように明るい日陰や半日陰で管理しましょう。

挿し木は、5〜8割程度、うまくいけば上々です、
必ず成功するわけではありませんので、
何本か多めに挿しておきましょう。


■病害虫

シルクジャスミンは、あまり害虫はつきませんが、
時々カイガラムシなどがつきます。
発見したら歯ブラシなどでこすって落とし、捕殺しましょう。

■参考
・挿し木(挿し芽)の方法 画像つき
・ジャスミン類の育て方 栽培方法 繁殖力が強く庭にも最適
・ハゴロモジャスミンの挿し木
・ハゴロモジャスミンが咲かない理由
・ハゴロモジャスミンの剪定方法
・マダガスカルジャスミンの育て方
・マダガスカルジャスミンの剪定
・マダガスカルジャスミンの挿し木
・ホワイトプリンセスの育て方
◎マツリカ(茉莉花)の育て方
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