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サワアジサイとも呼ばれます


ヤマアジサイは日本に自生しているアジサイの一種です。

湿った林の中や、沢に近い場所に生えていることから、
別名サワアジサイとも呼ばれています。

一般的なアジサイに比べ、花が小さく、葉も細くて小さいので、
繊細で可憐な印象を受け、人気も高まっています。


■ヤマアジサイの育て方

・栽培環境
明るくて風通しの良い、半日陰の場所が適しています。

西日が強いところや、日当たりの良すぎる場所は、
土が乾燥するのを早め、葉焼けを起こす原因になるので避けます。

ただ、あまりにも日陰になる場所だと、花付きが悪くなったり、
生育不良を起こして病害虫にかかりやすくなったりしますので、
午前中のみ日の当たるような場所にしましょう。

・植え付け
基本的には12月〜3月の落葉期に植え付け、植え替えをします。
開花時期であっても、園芸店などで売られている場合があります。

たいていは地上部の株の大きさに対して、小さな鉢に植えられています。
鉢が小さいと、根詰まりを起こしてしまうだけでなく、
土の量が少ないので水切れを起こしやすくなります。

ヤマアジサイは水切れに非常に弱いので、購入したらすぐに、
一回りか二回り大きい鉢に植え替えることをおすすめします。 


使う用土は、市販の草花の土で問題ありません。
水はけがよく、かつ水もちのいい土が理想です。
市販の培養土に鹿沼土を少し足すのもおすすめです。


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ベニガクヤマアジサイ


・水やり
ヤマアジサイはとても水が好きな植物です。
水切れを起こしてしまうと、回復に時間がかかるだけでなく、
最悪の場合は、枯れてしまうこともあります。

落葉期である冬の間は、土が乾いたら水を与える程度で十分ですが、
春以降の生育期には土の乾燥に十分に注意します。

夏の間は特に乾燥が激しくなるので、朝に水やりをしたとしても、
夕方にも土の確認をし、乾燥しているようなら水をたっぷり与えます。 


ヤマアジサイは水が好きとはいえ、溜まっている水は苦手です。
水を与えた際、鉢皿に水が溜まっている場合は、
その都度捨てるようにしましょう。

・冬越し
そこそこの耐寒性はありますが、新しくできている花芽が、
冬の冷たい寒風に当たり、傷んでしまうことがあります。

地植えの場合は、植え付け時に寒風の当たらない場所を選ぶと良いでしょう。
鉢植えの場合は、寒風の当たらない場所に移動させることもできるので便利です。


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独特の色をきれいに出したいですね


・施肥
2月〜3月と、7月〜8月に化成肥料を与えます。
2月〜3月は新芽の生育を促すため、
7月〜8月は新しくできる新芽の生育を促すためです。

花色が赤系のものは、2月〜3月の肥料を与える際、
一緒に苦土石灰を与えると、土がアルカリ性に傾き花色が鮮やかになります。

また赤、青いずれも市販の専用肥料が売られていますので、
そちらを使うのもおすすめです。

また、植え替えをした直後は、根が多少傷んでいるので、
何月に植え替えたとしても、肥料は与えないようにします。 


植え替え後、1ヶ月くらい過ぎたら、
様子を見ながら与えるようにしましょう。


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花後に剪定するのが安全です


・剪定
夏と冬に剪定することができます。
12月〜3月の落葉期に冬剪定をすることができます。

まず、細い枝を根元から切り落とします。
細い枝は花芽がつきませんので、思い切って切りましょう。

細かい枝を切ることにより、間引きにもなって、
株の中心の風通しがよくなります。

また、株元から新しくでてきた枝がたくさんある時は、
前年に咲いた古い枝を切ってしまっても構いません。

最も注意する必要があるのは、今年花を咲かせたい枝です。
前年の夏剪定後にすでに花芽が形成されているはずです。

冬剪定でその枝の先だけを切ったとしても、
せっかくできた花芽を切り落とすことになるので、 

切らないように注意しましょう。

夏剪定は花の後に行いますが、8月頃から翌年の花芽が形成されるので、
7月下旬までに済ませるようにします。 


花が咲いたところのすぐ下の葉の上で切ります。
花が咲かなかった枝は、三分の一か四分の一程度切り詰めるようにします。


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ヤマアジサイの挿し木は意外と容易です


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気に入った品種は、挿し木で増やせます


・増やし方
挿し木かで増やすことができます。3月〜4月に前年伸びた枝か、
6月頃に今年伸びた枝を挿し穂にします。

先端から3節程度切り、下の方の葉は取り除きます。
葉から水分が蒸散するので、残っている葉も半分の大きさに切ります。

赤玉土や鹿沼土を鉢やプランターに入れ、湿らせます。
そこに挿し穂を切り口が傷まないように優しく挿します。
乾かないように明るい日陰などで管理しましょう。
・アジサイの挿し木(挿し芽)の方法 画像つき


■病害虫

葉に白いカビのようなものが発生するうどんこ病やハダニに注意します。
いずれも発生してから薬剤を使って治すことができますが、
発生しないように風通しをよくしておくことが大切です。

■参考
・アジサイの種をまこう!
・ダンスパーティーの育て方
・ハイドランジアの花後の管理
・アジサイを小さく保つコツ
・アジサイの育て方|毎年咲かせる剪定方法
・アジサイの育て方|鉢植え
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