.jpg)
エニシダ、湘南の海岸付近で見かけます
エニシダは、春4月〜5月に、
美しい黄色い花をたくさんつけるマメ科の植物です。
樹高は、2メートルくらいで、黄金色のほか、
シロエニシダ、アカバナエニシダなどの種類があります。
草丈の低いヒメエニシダという種類もあり、
花壇や鉢植えなどガーデニングにも活かせる植物です。
.jpg)
アカバナエニシダも愛らしいです
■エニシダ 花が咲かない理由は?
1. 冬に剪定したら花が咲かなかったのは?
冬に剪定した際に、残す枝の枝先も、
一緒に切ってしまったのではないでしょうか。
エニシダは春から初夏にかけて花を咲かせた後、
夏頃には翌年の分の花芽を形成する性質があります。
そのため、花後すぐに枝先を切ったのであれば、
その後に花芽が作られるので問題ないのですが、
冬に剪定してしまうと、
大切な花芽を切ってしまうことになるのです。
枝を切りつめたい場合は、花後すぐに剪定をするようにしましょう。
少なくとも6月下旬までには剪定を済ませるようにします。
混んできた枝を間引きたい場合は、
花後か、11月〜12月頃に間引き剪定をすると良いでしょう。
2. 花付きが良くない理由は?
・日当たりが悪い
エニシダはとても日光が好きな植物です。
日当たりの悪い場所で育てていると、
それだけで花付きが悪くなってしまいます。
一日のうち、1、2時間しか日が当たらないような場所では、
日光不足で花をたくさん咲かせることができません。
解決策としては、単純に日当たりの良い場所に移動することです。
鉢植えの場合は、鉢ごと移動させるだけなので簡単です。
◎地植えの移植方法
問題は地植えにしている場合です。
エニシダはとても根が荒く浅いので、移植を嫌います。
まだ小さな苗であれば、なんとか移植することができます。
しかし大きく育ったものは、
どこまで根を張っているのかが分からないため、
どうしてもどこかで根を切って傷めることになります。
どうしても移植したいということであれば、
花が終わった後に極端に枝を短く切り詰めてから掘り上げ、
できる限り根鉢を崩さずに移植します。
根付くまでは株がぐらぐらしたり、
強風で倒れたりすることがありますので、
支柱を立ててしっかりと支えます。
◎肥料の与え方
それから、肥料はあまり与えすぎると、
それが花付きを悪くする原因となります。
地植えの場合は2月頃、有機肥料を株の周りに、
土に混ぜ込むように与えるくらいで十分です。
鉢植えの場合は、肥料の流亡が地植えより激しいので、
冬と花後の2回、緩効性肥料を与えます。
この時、窒素分の多い肥料を与えてしまうと、
花付きが悪くなることがあるので、
リン酸分が多いものを与えるようにしましょう。
■参考
・エニシダの育て方と剪定方法