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朝倉山椒は雌雄同種なので1株で実をつけます* 


山椒(サンショウ)は新芽、若い実、熟した実と利用できる部分が多く、
とても利用価値があり楽しめる落葉樹木です。

葉だけを収穫する葉山椒、
実を収穫できる実山椒とありますが、
山椒は雌雄が分かれているため、
どちらか片方だけを育てても実はなりません。

ところが、朝倉山椒は雌雄が分かれていませんので、
1本で立派に実をつけます。 


さらに、実を収穫したり、手入れをする際に痛い思いをする、
トゲが、朝倉山椒にはありません。

山椒にも品種がいくつかありますが、
育てる場所が限られている、トゲがない方がいい……、
という方は、ぜひ朝倉山椒を育ててみてください。 



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朝倉山椒はトゲもなく香りも良いです*


■朝倉山椒 育て方

・栽培環境
朝倉山椒は気難しいところがあり、個体によって、
合う環境合わない環境に多少の差があります。 


一般的には日当たりの良い場所を好みますが、
強い日差しは苦手なものが多く、
夏の直射日光や西日は避けるようにします。

ところが、直射日光は一日に数時間しか当たらないような、
半日陰の方が、病気や枯死せず元気に育ったりもします。

育てようと思う時、苗を購入することになると思いますが、
その苗は少なくともその大きさになるまでは元気に育っていたわけです。

このように、山椒は、環境の変化にも、かなり弱いのです。
ですから、どのような環境で育てられていたかを知ると、
その後も枯れずに育つ可能性が上がります。

挿し木用の苗を知人からもらえば、
栽培環境がわかるので、さらに育てやすくなります。 



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花です


・植え付け
植え付け時期は11月〜3月です。
鉢植えの場合は、乾燥させないため、深鉢に植えるようにします。
土の量を増やすことにより、乾燥を防ぐことができます。

堆肥や腐葉土を多めに配合し、水もちのよい用土で植えつけます。
苗をポットからはずし、根鉢は崩さずに植えつけます。
植え付けた後は、たっぷりと水を与えましょう。

朝倉山椒を地植えにする場合は、大きく育ってから植え替えをしなくても、
良い場所に植え付けるようにします。 


山椒は環境が変わったり、根をいじられるのをとても嫌がる植物です。
特に地植えからの植え替えは、根を大きく傷めることになります。

・水やり
朝倉山椒は水切れにとても弱い植物です。
とはいえ、過湿の状態が続くと、
根腐れを起こしてしまい枯れる原因になります。

土の表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えます。
夏の間は乾燥しやすいですので、朝に水やりをしたとしても、
夕方に土の状態を確認して乾いているようであれば与えます。


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挿し木で増やすこともできます


・肥料
肥料は落葉期である1月〜2月に油粕などを寒肥として与えます。
葉や実を収穫した後に、株が弱るようであれば適宜肥料を与えます。

ただし、株が水切れや過湿などで弱っている場合は、
肥料を与えてしまうと逆効果になるので注意し様子を見ます。

・栽培管理
まずは水やりに気を配ることが一番大切なことです。
乾燥してはいけませんが、過湿も根腐れの原因になるので注意しましょう。

剪定はまだ落葉している状態の1月〜2月に行います。
混みあっている場所は、枝を間引くよう根元から切ります。 

あまり剪定を必要とする植物ではありません。

朝倉山椒は、こちらが思うような樹形に、
なかなかならない植物のように感じます。

自然に樹形をまかせてしまう方が、手間もかかりませんし、
案外いい形に育つようです。

耐寒性はあるので、特別防寒などをする必要はありません。
ただし、鉢植えの場合は落葉期の間は軒下に移動させる方が、
余計な水分を土が含まずに良いでしょう。


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はぜた実


■収穫

朝倉山椒の新芽は3月中旬以降、順次収穫することができます。
新芽は木の芽として、和え物などに使うことができます。

その後、6月〜7月頃に緑色をした若い実を収穫することができます。
若い実は佃煮などに利用できます。

また、10月〜11月頃に完熟の実を収穫することができます。
実ははぜたものは、中の種を取り除き、
皮の部分をよく乾燥させてから粉末にすると、
香り高い粉山椒になります。


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この可愛らしい芋虫に丸坊主にされました……


■病害虫

朝倉山椒は、あまり病気にかかることはありませんが、
過湿が原因で白絹病が発生することがあります。

株元に白いカビが生え、だんだんと腐って枯れてしまう病気です。
これにかかると完治が難しい上に、菌がさらに繁殖して、
他の植物に影響することもありますので、
発見した場合は掘り上げて株ごと処分します。

害虫で代表的なのは、アゲハ蝶の幼虫です。
アゲハ蝶の幼虫は体が大きく、とても大食漢です。
あっという間に葉を食害されて、丸裸になることもあります。 


私も、毎年被害に遭っています。
アゲハ蝶が飛んでいたら、被害に遭うものと覚悟しつつ防除してください。

春から秋まで、何度も産卵の時期がありますので、気を抜けません。
葉の表や裏を見て幼虫を発見したら捕殺するようにしましょう。

*印2点のお写真は、
花ひろばオンラインさんにお借りしました。
花ひろばオンラインさんは、果樹苗・バラ苗・植木・園芸資材が豊富です。
育て方のページもわかりやすく、配送もスムーズで梱包も丁寧で安心です。


■参考
・サンショウ(山椒)栽培のコツ
・ブドウ山椒 育て方|高収穫で栽培しやすい
・ちりめん山椒のレシピ、作り方
・山椒の佃煮の作り方 レシピ
・サンショウを枯らさないコツは?
・サンショウ 山椒の育て方と利用方法
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