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面白い形の実りです、とっても美味!


芽キャベツ(メキャベツ、Brussels sprouts)は、
小さなキャベツのような形をした可愛らしい野菜です。
コモチカンラン(子持甘藍)とも、呼ばれます。

味は少し苦みがありますが、火を通すと甘みが増します。
特に寒さを経験した1月以降に収穫した芽キャベツは、
甘みがさらに増したいへん美味しいです。

クリームやバターとの相性がとてもいいので、
定番のシチューやバター焼きにして、ぜひ楽しみましょう。


■芽キャベツのプランター栽培

芽キャベツはタネから育てることもできますが、
タネからだと栽培期間が長くなる上に、

害虫を防除するのが大変になるので、
初心者は苗から育てた方がよく育つでしょう。

苗を購入する際は、いくつかの点に注意して、
優良な苗を選ぶようにします。

◎良い苗の選び方
1.茎がしっかりして節が詰まっている
茎がひょろひょろと細かったり、
節が間延びして徒長しているものは、
発芽から十分に日をあびていない可能性があります。
こういった株は貧弱で、病気や虫に狙われやすいです。
2.葉が傷んでいない
葉は光合成をして栄養を作る大切な役割があります。
葉が傷んでいたりすると十分な光合成ができないばかりか、
そこを修復することに力を使ってしまって、
せっかくの株が育ちにくくなります。
3.根が十分に張っている
売られている苗は、たいていプラスチックのポットに入っています。
ポットの裏側をそっと覗いてみて、
穴から根が出るくらいまで張っていたら合格です。

ただし、根が飛び出しすぎて傷んでいるものは、
根からの栄養吸収が弱くなっていることもあるので避けます。 


また、穴から根が出ていなくても、
茎を持って少し左右に振ってみて、
ぐらぐらしていなければしっかりした株です。
4.病害虫に侵されていない
葉に虫食いがないか、小さな虫がついたりしていないか、
葉や茎が変色したりしていないかを確認するようにしましょう。


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プランターや鉢でも育てられます


・プランター
プランターで栽培する場合は、芽キャベツは根張りがいいので、
少し深くて大きめのものを選ぶようにしましょう。

1株だけ植えるのであれば、
野菜用プランターの10号鉢(直径30cm)で十分です。

60cmのプランターであれば、2株〜3株植えることができます。
大きく生長するので、株間は30cmほどとるようにしましょう。

・用土
使う用土は、市販の野菜用培養土で十分ですが、
水もちがよすぎる場合は、パーライトなどを混ぜ込み調整します。
過湿を嫌いますので、水はけのよい土を選ぶとよいでしょう。

・植え付け
苗の植え付け時期は、本葉が5枚ほどになった頃です。
8月〜9月頃に植えつけ可能な苗が店頭に並ぶと思います。

植え付けが遅れると、その後の生育に大きく影響します。
必ず適期に植え付けるようにしましょう。 


植え付ける際は、プランターの底が隠れる程度の鉢底石を敷き、
水が溜まらないようにします。
*鉢底石は、発泡スチロールを砕いたものでも良いです。

その上にプランターの縁から3cmほど下まで用土を入れます。
どの位置に苗を植え付けるか、苗を実際に置いて確認し、
植え付ける場所にスコップで根鉢がすっぽり入る程度の穴をあけます。

苗をポットから優しく抜き、あけた穴に入れ、
土を寄せて軽く押さえます。

根鉢は崩す必要はありません。
苗の植え付けが終わったら、プランターの下から、
水が出てくるまでしっかりと水を与えます。


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最初はキャベツのようです


・水やり
土が乾いたら、プランターの底から、
水がしみでてくるまでたっぷり与えます。

過湿気味にすると根腐れをおこすことがあるので、
土の表面を触ってみて濡れているようなら水は与えないようにします。

芽キャベツは冬も外で管理します。
寒い間は水の蒸発がほとんどないので、
水を与える際は必ず土の状態を確認し、
過湿気味にならないように注意しましょう。

・肥料
植え付けから3週間ほどしたら、1回目の追肥を行います。
1株に対し、一握りくらいの化成肥料を与えます。
その後、1ヶ月おきに同量の化成肥料を与えるようにしましょう。

芽キャベツは長期間収穫できる野菜で、
思っているより肥料を必要とします。

肥料切れを起こしてしまうと、回復に時間がかかり、
思うように収穫できなくなるので注意します。


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芽キャベツの赤ちゃんは感動的!


・栽培管理
植え付けてからしばらくすると、茎がだんだんと伸びてきます。
その頃には、葉の根元に小さな芽キャベツの赤ちゃんが育ち始めます。

芽キャベツが育つのに十分なスペースをとるため、
葉をかき取る作業を行います。

葉をかき取ることで、葉に隠れていた場所にも、
日が当たるようにしてあげます。

下の方からついている葉をかき取りますが、
この時に芽キャベツを傷つけないように注意します。

葉が黄色くなっているものは、
そのまま葉を持って水平にひねると、
ハサミを使わず取り除くことができます。

隙間から芽キャベツの赤ちゃんが見えるからといって、
すべての葉を取り除かないようにしましょう。

葉にも光合成するという大事な役割があります。
上部の20枚ほどは残すようにしましょう。 


芽キャベツがだんだんと育ってきたら、
下の方の芽キャベツを触ってみて、
ぶかぶかしているものは取り除きます。

これはまだ気温の高い時期に結球が始まったものです。
残しておいてもあまり大きくならないばかりか、
上の方に栄養がいきにくくなりますので、
早めに取り除いておくのがコツです。


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もう収穫できます!


■収穫

触ってみてよく締まった芽キャベツが、
直径2〜3cmになったら収穫です。
手でやさしくもぎ取りましょう。

早いものは11月上旬から収穫できるようになります。
それから翌年の春にトウ立ちを迎えるまでは、
芽キャベツが育てば収穫することができます。
1株から50〜60個、収穫できます。


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鳥害に遭ったブロッコリー、芽キャベツも同様に危ないです


■病害虫

芽キャベツはアブラナ科の野菜です。
アブラナ科の野菜は虫に狙われやすく、
防除しないとすぐに虫がつきます。

また、鳥にもよく狙われます!
寒い冬の間、食料のない鳥たちが、
芽キャベツの甘い葉を食べてしまうのです。

しっかり防除しないと、気付いた時には、
葉が丸裸になってしまうこともありました。

害虫と鳥を防除するのに一番簡単な方法としては、
ネットをかぶせる方法があります。植え付けてすぐ、
防虫ネットなど目が細かく、
水も空気も通すものをかぶせると効果的です。

■参考
・芽キャベツの育て方 栽培方法
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