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料理、精油、ティー、香りも良く、鑑賞にも最適です


レモンマートル(lemon myrtle)はフトモモ科で、
オーストラリアに自生しています。
そのまま育てると20mにもなるそうです。


■レモンマートル 枯れる理由は?

1. 下葉が茶色くなってきて落ちるのは?
レモンマートルはとても生育が旺盛な植物です。
生育が穏やかな冬以外は、夏でもとても元気です。

ですので、すぐに根が回ってしまって、
根詰まりを起こしてしまうことがあります。

根詰まりを起こすと、新しく伸びてきた葉が他より細かったり、
葉が茶色くなって落ちてしまったりします。 


この症状が出てきたら、鉢増しをしましょう。
鉢増しとは、根鉢をそのまま崩さずに、
1〜2回り大きい鉢に植え替えることです。

鉢増しをする場合は、水やりをした直後ではなく、
与えてから1日経ってから行います。

あまり根をいじったりせず、古い鉢から抜いたものを、
そのまま一回り大きい鉢に植え替えるようにします。

この時、抜いた株の根の周りについている土が、
カラカラに乾燥しているか、湿気ているのかを確認します。

レモンマートルは乾燥には多少強いですが、新しい水は欲しがります。

抜いた土がカラカラな場合は、水が足りていない可能性があるので、
朝水を与えたとしても、夕方にも土の状態を見て与えるようにします。

また、抜いた株が軽く湿気ている程度なら問題ありませんが、
中がぐじゅっとしている場合は、土の水もちが良すぎる可能性があります。

新しい鉢に入れる用土は、「ハーブの土」や、
赤玉土、腐葉土、パーライトなどを1割ほど混ぜて、
排水性の調整をするようにしましょう。


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花がポンポンしていて愛らしいです


2. 冬に葉が落ちる理由は?
レモンマートルはオーストラリアが原産で、耐寒性はあまり強くありません。
0℃を下回る日が続いたり、霜がおりたり、
土が凍ったりすると枯れてしまうことがあります。

レモンマートルは常緑の植物で、冬の間も葉はほとんど落ちません。
ところが、寒い日が続くと葉を落とし、最終的に枯れてしまうことがあります。

秋の終わり頃、だんだんと寒くなってきたときに葉を落としたのであれば、
寒さが原因で落としている可能性が高いです。


室内に取り込み、日当たりのいい窓辺などに置くようにしましょう。
冬の間は生育がゆるまりますので、あまり水を頻繁に与える必要はありません。

ただし、全く与えないでいると枯れてしまうので、
土の状態を見て乾いているようならたっぷり与えるようにしましょう。

また窓辺は夜になると意外と冷え込みます。
夜になったら、窓から少し離れたところに移動させると良いでしょう。

■参考

・レモンマートルの花 画像
・レモンマートルの育て方と利用方法
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