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ヤーコン、栄養たっぷりでおいしい
ヤーコンは、中南米アンデス高地原産のキク科の根菜で、
地下にできるイモを食用にします。
ヤーコンはイモではありますが、味や歯ざわりはナシのようで、
シャキシャキとした触感と甘さがある不思議なイモです。
日本では、乳酸菌を増やす働きのあるフラクトオリゴ糖が、
作物の中でも、たいへん豊富に含まれていることから、
整腸作用や血糖値抑制効果など健康食品として人気があります。
■ヤーコンの栄養
ヤーコンには、食物繊維はもちろん、
カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル類を豊富に含みます。
何と言っても注目されている成分は、「フラクトオリゴ糖」です。
ヤーコンは、フラクトオリゴ糖の含有量が作物の中で一番多いのです。
フラクトオリゴ糖は、腸内の乳酸菌類のエサとなり、
善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす整腸作用があります。
また、フラクトオリゴ糖は、人間の体内で分解・消化・吸収されにくいので、
低カロリーで、ダイエットに効果があるんですね。
その他にも、血中総コレステロール、中性脂肪、血糖値、血圧を、
低下させる働きも期待できます。
葉には、血糖値の上昇を抑えるインスリンに似た効果があるため、
お茶にして飲むこともお勧めです。
糖尿病や高血圧の予防効果が期待できます。

ヤーコンの花
■ヤーコンの食べ方
ヤーコンの見た目はサツマイモにそっくりですが、
シャキシャキした食感と甘い風味は、果実のようです。
日本では健康食品として扱われることが多いですが、
薬効はもとより、食べておいしい食材ですので、
もっと一般的に普及されると良いですね。
野菜宅配のOisixさんでは、
スィートヤーコンをメニューに取り入れていて好評です。
生で食べるとシャキシャキしていますが、
加熱するとホクホクとまるでクワイのような食感に変化します。
生で食べる場合は、サラダや漬物に利用されることが多いです。
加熱する場合は、炒め物や煮物、揚げ物など、どんな料理にも合います。
使用する際は、皮を剥いてからカットします。
水にさらすと白く、きれいに仕上がります。
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ヤーコンの葉もお茶に
◎ヤーコンを育てよう!
ヤーコンは丈夫でほとんど手がかからないため、
たいへん育てやすい野菜です。
ヤーコンは、追熟させると甘みが増すため、
収穫後は1〜2ヶ月おいてから食べると良いでしょう。
■参考
・ヤーコンの調理と保存は?
・ヤーコンの育て方|丈夫で生育旺盛 放任栽培OK!
・ヤーコンのプランター栽培|初心者でも簡単育成、健康野菜