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購入するとけっこう高いですので、挿し木で増やします


マダガスカルジャスミンは、
挿し木で容易に増やすことができます。
成功率の高い、挿し木の方法をご紹介します。


■マダガスカルジャスミンの挿し木方法

1.挿し木の時期
5月〜9月頃の、気温が十分高い時期であれば、
いつでも挿し木することができます。

ただ、マダガスカルジャスミンは春から秋にかけて、
新しく伸ばしたつるに花をつけます。

つるが伸びている時期に切ると、
花芽を落とすこととなりますので、
もったいないですよね。

春に切り戻しをした際の切った方から挿し穂を作るか、
花がだいたい終わった秋に挿し穂をとることをおすすめします。

2.挿し木のやり方
挿し穂は1節か2節、葉のついた状態を切り取ります。
茎を中心として、両側に葉がついている状態が望ましいです。

つるの伸びる先端の部分は、発根しにくいことがあるので、
数節ずらした充実した茎を切り、挿し穂にします。

切り口から、白い樹液が出てきますので、それを洗い流したら、
水を入れたコップなどに切り口が水に触れるように入れて水上げします。

マダガスカルジャスミンは、挿し木が容易な植物ですが、
必ず発根するとも限らないので、
いくつか挿し穂を作っておくと良いでしょう。

土は小粒の赤玉土かバーミキュライトを使います。
養分はいりませんので、水持ちのいい用土を選びます。
市販の挿し木用の用土を使っても構いません。

湿らせた用土に、箸など先の尖ったもので1回穴を開けてから、
挿し穂を優しく挿します。

この時、挿し穂の上下を間違えないように注意します。
挿し穂を挿してからは、半日陰で用土が乾かないように管理します。
挿し穂も動かさないようにすると発根率が高いです。


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挿し木の花が咲くと、かなり嬉しいですね


3.発根後の育て方
発根し、新しい芽が出てきたら、
徐々に日当たりの良い場所に移動させます。

根もしっかり張り、芽も伸びている状態であれば、
春になって気温がしっかり上がったら、植え替えをします。

3号〜4号程度のポットか、鉢に植え替えます。
用土は親株と同じように、小粒の赤玉土7、腐葉土3を混ぜたものか、
市販の観葉植物用の用土を使います。

その後は日当たりの良い場所で、親株と同じように育てます。
つるがしっかり伸びてきたら、支柱などに誘引していきます。

マダガスカルジャスミンは、挿し木をした後、
花が咲くようになるまで、数年かかることもあります。

より早く大きな株を作りたい場合は、
茎伏せ(根伏せ)するのも1つの方法です。

■参考
・挿し木(挿し芽)の方法 画像つき
・ジャスミン類の育て方 栽培方法 繁殖力が強く庭にも最適
・ハゴロモジャスミンの挿し木
・ハゴロモジャスミンが咲かない理由
・ハゴロモジャスミンの剪定方法
・マダガスカルジャスミンの育て方
・マダガスカルジャスミンの剪定