
逆さ植えにすると、種イモを深く植えるので発芽が遅くなります
サトイモは土の中に実がなるので、
収穫するまでどのくらいの大きさのものが、
どのくらいの量でできているかがわからないので、
秋の芋掘りは、ほんとうに楽しみですね。
■試してみたい「逆さ植え」
サトイモ栽培方法を本やインターネットで読むと、
種イモの芽が南か東向きになるように横向きに植えて……、
と書いてありますが、芽出しをした種芋を下向きに植える、
「逆さ植え」という方法もあるようです。
この逆さ植えをした結果、「青イモ」が減った例が多いです。
「青イモ」は硬くて食べられないので、
せっかくできても捨てるしかないんですよね。
逆さ植えにすると、サトイモのサイズも大きくなるようで、
1株で9キロも収穫できる場合があるようです。
1株でたくさん採るには、大きなサイズの親イモを種イモにします。
だいたい1キロ以上の親イモがいいようです。
芽を下向きにして逆さに植えることによって、
種芋が土中の、より深い部分に植えられることになるため、
青イモがなくなるのではないかと言われています。
サトイモ栽培は、栄養繁殖するため、いろいろな作り方ができます。
アイデア次第で思わぬ結果が出るので、
収穫がよりいっそう楽しみになりますね。
この逆さ植えは、ジャガイモにも活用できる ようで、
次回は、試してみようと思います!

青イモがなく丸イモが多くでき、収穫量が増えるのが魅力です
■美味しく食べるえぐみの抜き方
収穫したサトイモは、親イモを食べると、
苦みやえぐみを感じることがあります。
サトイモのぬるぬるを触ってしまうと、
肌がかゆくなったり、かぶれたりすることがありますが、
このぬるぬるがえぐみの原因です。
えぐみが強いサトイモは、葉柄が緑色のものに多くみられるため、
乾燥していて強い日差しに当った結果のようです。
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日差しが強いとえぐみが強くなるようです
そのため、サトイモ栽培時に日光を当てない、
軟白栽培法を使うと、えぐみの出ないものができます。
葉柄の部分にえぐみ成分が多くあるので、
乾燥させたり葉柄の皮を剥くだけでも、
えぐみを解消することができるんです。
また、収穫後時間を置くとえぐみがなくなるので、
すぐに食べずに貯蔵しっておくとえぐみが抜けます。
秋に収穫したサトイモを貯蔵しておいて、
春の楽しみにとっておくというのもいいですね。
■参考
・サトイモ収穫、小さいイモしかできない理由は?
・サトイモ 元肥と追肥のコツ
・サトイモ タネイモが発芽しない理由は?
・サトイモの種類と特長
・サトイモの収穫と保存
・サトイモの育て方 栽培方法、地植え プランターも