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さっぱりして美味しいです
マクワウリはメロンの変種で、
プリンスメロンの交配の元にもなっているウリです。
メロンが普及するまでは、よく食べられていました。
さわやかな甘みがあり、冷やしてそのまま食べるのがお勧めです。
◎品種
マクワウリはインドが原産で、日本へは古い時代に渡来しました。
古くから栽培されてきた野菜のため、いろいろな地方品種もあります。
黄金まくわうり、甘露まくわうり、
網干メロンなどが作りやすくてお勧めです。

栽培しやすいのが魅力です
■栽培管理
・タネまきと育苗
4月中旬〜下旬にタネをまきます。
タネは芽が出にくいので、一晩水につけて給水させます。
ポリポットに用土を入れ、1粒ずつタネをまき、
1cmくらい覆土をしたら、暖かい場所で育苗します。
特に夜間の気温が18℃以下にならないように注意します。
・植え付け
6月上旬〜中旬、本葉5〜6枚の頃に定植します。
1uあたり2kgの堆肥をすき込み、よく耕したら、
畝幅2m、高さ5〜10cmの畝を立てます。
苗はポットごと水につけて給水させておきます。
マルチを敷いたら、株間75cmで植え付けます。
保温と害虫予防のために、トンネルをかけます。
・整枝
マクワウリは主に孫づるに着果します。
そのため、本葉6〜7枚の頃、親づるの先端を摘芯します。
子づるは、勢いがよい3〜4本を残してかき取ります。
子づるは本葉12枚で先端を摘芯し、孫づるの発生を促します。
土の上では果実が腐りやすいので、マルチや敷ワラ、食品トレイなどを、
果実の下に敷いてあげると良いでしょう。
・追肥
花が咲いたら1回目の追肥を行います。
株間にぼかし肥か鶏ふんを1つかみずつまきます。
孫づるに実がついたら、同様に2回目の追肥を施します。
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着果日を記録しておくと良いですね
■収穫
8月上旬〜中旬が収穫期です。
開花後40〜45日、実が長さ15cmくらいで、
黄色く熟してきたら収穫します。
マクワウリは熟した時期の見極めが難しいのですが、
果梗の毛がなくなり、わずかに芳香が感じられたら、
完熟しています。
さらに熟すと、ヘタの周辺が割れてきます。
自分で食べるなら割れてから収穫してもよいでしょう。
■病害虫
マクワウリは連作や多肥栽培をすると、
うどんこ病やべと病になりやすくなります。
有機栽培では、多肥栽培は心配ありませんが、
ウリ科の連作には注意します。
連作を避ければ、病気はほとんど心配ありません。
また、幼苗期にはウリバエの食害に気をつけます。
マクワウリのコンパニオンプランツにネギがあります。
マクワウリとネギを一緒に植えると、土壌中の病気を予防し、
ウリの生育を助ける効果が期待できます。


1.高温性なので早まきは避けます
2.孫づるに実が付くので、親づる、子づるは摘芯して実つきをよくします
3.収穫時期が遅れると実が腐ることがあるので、採り遅れないように注意します
■参考
・ヒョウタンの育て方|整枝と人工授粉で実付きをアップ!
・ハヤトウリの育て方|生育旺盛で100個以上も収穫
・シロウリの育て方|生育旺盛な野菜、整枝を早めに
・メロンの育て方
・メロンの鉢栽培
・プリンスメロンの育て方