フランスのコルシカ島で生まれた、
ヘレボルス アーグチフォリウス(Helleborus argutifolius)は、
有茎種の1つで、たいへん人気があります。
以前は、ヘレボルス コルシクスと呼ばれていたクリスマスローズです。
◎苗の入手
現在、楽天市場の「おぎはら植物園」「渋谷園芸 植木鉢屋」
「園芸ネット プラス」さんで、苗が販売されています。
楽天やアマゾンで「アブルジクス」と検索してみてください。
■特徴
ギザギザの葉 黄緑色の丸い花のバランスが絶妙であると、
クリスマスローズの愛好家の中では、人気の原種の1つです。
1つの花茎に対して、30輪以上の開花が見られる種類ですので、
とてもゴージャスな印象が強いです。
ヘレボルス ステルニーとは良く似ていますが、
別の品種ですので、購入の際は注意してください。
■栽培のコツ
日本は、高温多湿です。
この気候でも育てやすいクリスマスローズが、
このヘレボルス アーグチフォリウスなのですね。
ただし、日本で育てたアーグチフォリウスは、
高温のためか、草丈が通常よりも低くなります。
でも、このヘレボルス アーグチフォリウスはもともとが、
120センチほどにもなる大型のクリスマスローズですので、
日本で育てた場合も、1メートルを超える場合は良くあります。
そのため、降雪の予想される地域では、雪の対策や支柱が必須です。
◎鉢植えの場合
鉢植えの場合は、約40〜50センチほどに収まりますので、
あまり大きく育てたくない場合は、鉢で育てるのが良いでしょう。
クリスマスローズの中では、暑さに強い方ですので、
他の原種と比べて日光に当てながら育てるのが理想的です。
肥料もほかよりも少し多めに育てれば、立派な草姿になります。
花の咲いた茎は、枯れてしまいますので、
種を取らない時は、花茎を切り新芽の成長を図ります。
花の咲かなかった茎に関しては、翌年以降に花がつきますので、
切り取らずにそのまま育てるのがポイントです。
■増やし方
有茎種の株分けは大変ですので、種まきで増やすのが理想です。
発芽から約2年ほどで開花が見られます。
園芸品種では、パシフィック フロストや、シルバー レースなどがあります。
■参考
・クリスマスローズ 咲かない理由は?
・クリスマスローズ 株分けの方法は?
・クリスマスローズ 植え替え 画像付き
・寒さに強い花
・クリスマスローズの育て方