20(2).jpg)
土作りが良いと元気に咲いてくれます
■クリスマスローズを元気に育てる土づくり
1.水はけの良い用土にする
クリスマスローズは、草花の中でも特に、
用土の良し悪しによって、生育が左右されます。
土づくりが良ければ、根も十分に土中を張り株も元気に育ちます。
「クリスマスローズ用の土」を使用するのも良いですが、
クリスマスローズは日本の高温多湿の夏にたいへん弱いので、
市販の草花培養土を使用する場合も、
クリスマスローズ用の用土を使用する場合も、
水はけには特に気を付けて植え付けます。
2.弱酸性から中性程度に
用土は、基本となる用土と改良用土を組み合わせて使います。
その時の酸度の調整も、クリスマスローズにとって、とても大切です。
多くのクリスマスローズの原種の生まれたところでは、
石灰岩の上に積み重なった弱酸性の腐食層があります。
ですので、用土は弱酸性から中性程度になるよう調節します。
なお、市販の草花用培養土などを使う場合には、
そのままではなく、鹿沼土や、赤玉土を加えて、
排水性を高めておくと安心です。
そのままの培養土や、ピートモス主体の培養土にすると、
保水性が高すぎてしまい、過湿になりやすく、
根腐れが起こりやすくなるので注意しましょう。
配合した用土で一度育ててみてください
■土の配合例
1.赤玉土小粒4・鹿沼土小粒1・軽石2・腐葉土3
クリスマスローズの土づくりの標準例は、こちらのようになります。
全部で5種類の用土から配合させたものです。
できれば燻炭を1割程度入れると、排水性・保肥性が高まりますし、
有機物さえあれば、微生物も繁殖します。
2.赤玉土4・軽石3・腐葉土3
こちらは、クリスマスローズ用の土づくりでも、簡単な配合です。
通気性・排水性を気遣った組み合わせになっています。
保水性が高すぎる場合には、赤玉土を小粒から中粒に変えると良いでしょう。

挿し木から育てたクリスマスローズ
クリスマスローズの土づくりの最大のポイントは排水性です。
どのような用土にするか、また、排水性や、保水性の善し悪しを、
上手く調節しながら、クリスマスローズを育てていきましょう。
■参考
・クリスマスローズ 咲かない理由は?
・クリスマスローズ 株分けの方法は?
・クリスマスローズ 植え替え 画像付き
・寒さに強い花