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縁起の良いハスの花
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つぼみも豪華で楽しめます
レンコン(蓮根)は、ハスの太った地下茎で、食用に栽培されます。
レンコンは水田や専用の畑があれば便利ですが、
プランターでも育てられます。
育てている間は日光や水、肥料が不可欠な上に、
毎年植え替えや株分けの必要があります。
初心者には少し難しいと考えてください。
それだけに、花が咲いたときや収穫時の感動は大きくなるでしょう。
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見通しがきくレンコン
■縁起をかつぐ
レンコンにはいくつもの穴が空いています。
穴は地上の葉から地下茎まで繋がり、通気孔としての役割を果たします。
このことから、昔から将来の見通しがきく、先が見えると言われています。
縁起の良い野菜として正月料理や慶事に登場する理由ですね。
ハスは仏様のいる極楽の池に生えています。
ですので汚れのない植物であるという考え方もあるようです。
約二千年前の古代のハスの実が発見されて、開花された事例があります。
長い年月の後にでも育つということで、
縁起のよさがさらに引き立つニュースでしたね。

ハスの実、まだ若いときに食用にできます
■主な産地
レンコンの原産地はインドと言われています。
日本に中国から伝わった当初は、観賞用のハスとして栽培されていました。
食用としている国は少ないようですね。
出荷量が多いのは、茨城県です。
徳島県、愛知県などがこれに続きます。
水煮の状態で中国から輸入も行われています。
通常、穴の数は8つですよね。
ところが、山口県の岩国市で栽培されているのは9つと珍しいものです。
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ハスのキンピラは美味ですね
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煮物にもとてもよく合います
■下処理と保存方法
レンコンは泥のついたままで販売されていますね。
これは空気や光に弱いため、少しでも日持ちさせるためなのです。
洗い終えたら、なるだけ早く調理を開始しましょう。
切った後放置すると、黒く変色していきます。
火を通す直前まで、水または酢水につけておけば変色が防げます。
サラダなど軽くゆでて使う際には、酢水でゆでると色止めできますよ。
保存したいときは、皮をむいてアクを抜きます。
鍋か電子レンジで軽くゆでて冷ませばあとは保存袋に入れて冷凍できます。
変わった保存方法としては、砂糖漬けがあります。
輪切りをアク抜きした後、シロップで煮込んで砂糖をまぶすのです。
お茶請けに軽くつまめるので、食物繊維をしっかり摂取できますね。