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赤松林


お正月に飾る植物といえば、松竹梅の三種を、
連想する人が多いのではないでしょうか。

しかし、その理由となるとあまり知られていませんよね。
その由来についてじっくり考えてみませんか?
今回は松に関する知識をまとめてみました。


■由来

松は日本だけでなく北半球の広い範囲に分布する植物です。
常緑樹のため冬でも枯れることがなく、
古くから若さや不老長寿の象徴として、
神の宿るおめでたい植物とみなされてきました。

お正月の飾りとして用いるのも、ここからきているのでしょう。
各所の名木が歌枕として、さまざまな和歌に詠まれているのもそのためです。


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松の実の鱗片を食用とするのですね


■食べ方

現在ではあまりポピュラーとはいえないものの、
戦国時代には実や皮を非常食にするため、
城の庭に植えられることも多々ありました。
めでたい植物が同時に非常食にもなるというのは意外ですね。

最近はお菓子など、再び実を利用することが増えてきました。
たんぱく質を豊富実に含み、
オレイン酸やリノール酸など不飽和脂肪酸やミネラルも多いため、
健康食品としても注目されてきています。

現在も韓国料理やイタリア料理によく使われています。
父親が、酒のツマミに食べていたのを思い出します。

その他、紅茶の香り付けやヤニを香料にするなど、
さまざまな部分が食品に使われています。


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冬の松


■その他の利用

正月飾りのほかにも、園芸用のバークチップなどに松が使われていることがあります。
さほど強度が高くないため、砂利のように直接踏む場所には向きません。
しかし、グラウンドカバーとして土の上に敷いたり、雑草防止に役立ちます。

また、パイン材という名前で木材としても利用されています。
安価な白っぽい色のすのこやDIY用の角材売り場などでよく見かけます。
元の色が明るく丈夫なので、無印良品などの家具にも使われています。


■花言葉について

木のイメージが強いですが、松にも花言葉があります。
上記の「不老長寿」のほか、「向上心」「勇敢」「慈悲」など、
プラスイメージの言葉が多いようです。

昔の人々は、寿命が長く冬でも枯れないこの木を見て、
そういった単語を連想したのでしょうね。

■参考
・竹とは?
・梅とは?
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