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香りも良く花も美しい梅


春の訪れを告げる花として親しまれてきた梅。
お正月の飾りにももちろん欠かせない存在です。

旧暦だった頃は新年を迎える頃に咲いていたため、
紅白取り揃えて飾るのがスタンダードでした。

それが新暦になった現代にも受け継がれているというわけです。

現在では段々咲く時期が後ろにずれ込むようになりましたが、
少しずつ自然環境が変わったということなのでしょう。


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梅とメジロです、ウグイス色で見間違えますね


■花といえば……

奈良時代くらいまでは、和歌などで「花」といえば梅をさしていました。
中国がそういう文化だったので、そのまま伝わったといわれています。

平安時代あたりから桜に取って変わられましたが、
それでも現代まで鑑賞・食用共に身近な植物であり続けています。

天神様=菅原道真が好んだ花のため、
大宰府を始めとした天満宮の神紋としても馴染み深いですね。

それにあやかって、天神様を信仰する家の人々も家紋に用いていることがあります。
有名なのは美濃(岐阜県)の斎藤氏や、加賀(石川県)の前田氏などですね。


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こちらは、ウグイス


■梅にウグイスの意味

これはことわざの一つですが、実は季節がズレています。

梅が咲く時期にウグイスは飛んでいないことが多いため、
よく似ているメジロを見間違えた、勘違いした、
という説がありますが、本来の意味は違います。

この二つは似合いの光景だ、仲の良い調和がとれた間柄だという例え話なので、
事実でなくても別にいいのだそうです。

似たようなものとして、「竹に雀」「波に千鳥」など、
着物の柄や家紋でよく使われるたとえがあります。

どれも実際に見ることはそうそうないですし、
この竹や千鳥が何という種類かなんて議論しませんよね。
それと同じことなんですね。


■花言葉

梅には花言葉がたくさんあります。
「高潔」「上品」「忍耐」など、凛とした印象の言葉が多いようです。
白の場合は「気品」という意味もあります。

晩冬のまだ寒さの残る中、真っ先に咲く様子に対して、
そういう印象を抱いた人が多かったのでしょう。

■参照
・梅の木の育て方
・しだれ(枝垂れ) 梅の育て方と剪定
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