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葉と茎は、お茶にすると体に良いお茶になります


ヤーコンは、日本では比較的最近、
栽培されるようになった新しい野菜です。

ヤーコンの特徴と人気の秘密は、
フラクトオリゴ糖を非常に多く含んでいることです。

フラクトオリゴ糖とはオリゴ糖の一種で、
腸内でビフィズス菌などの善玉菌のえさになり、
善玉菌を増やしてくれます。

善玉菌が増える時に有機酸という酸を作り、
悪玉菌が減り、腸内細菌のバランスを整えてくれます。

それにより、便通が改善したり、血中の総コレステロールや、
中性脂肪、血糖値血圧などが低下したという報告もあります。


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サツマイモのようにお菓子にも利用できます


■ヤーコンの調理法

ヤーコンは新しい野菜ですので、
どうやって食べたらいいのか分からない方も多いようですね。

ヤーコンはサクサクした食感で、生でも加熱しても食べられます。

生で食べる場合は、サラダや酢の物にするとよいでしょう。
特に酸味やオリーブオイルとよく合うので、
サラダでも、コールスローのようなドレッシングによく合います。

リンゴ、ニンジン、キャベツ、ハクサイなどと相性が良いです。
すりおろしてジュースも健康的な美味しさです。

加熱する場合は、どんな調理でもおいしく食べられます。
ゆでたり炒めたり揚げたりしても、シャキシャキした食感が美味です。
天婦羅、キンピラや炒め物、ハンバーグの具に入れても美味ですね。

ヤーコンの葉や茎は、陰干しして揉んで、健康茶にします。


■ヤーコンの保存法

ヤーコンは、前述したとおりフラクトオリゴ糖がとても豊富な
野菜です。

このフラクトオリゴ糖は、高温化では早くなくなってしまうため、
できるだけ低温で保存しましょう。

ヤーコンの貯蔵には、5〜10℃の温度と、適度な湿度が必要です。

菜園で保存する場合は、地上部を刈り取った後、掘りあげず、
畝の上から土をかけておきます。

土をかけるのは、ヤーコンのイモは地表近くにあるので、
霜柱の影響を避けるためです。
そのため、地面が凍る寒冷地では、
イモが凍って腐るため、この方法は使えません。

収穫後の保存方法は、ヤーコンが乾かないように少し水を打ち、
ポリ袋等で包装し、冷蔵庫で保存すると、4ヶ月くらい貯蔵できます。

大量にある場合は、水を打った後、新聞紙に包んで、
発泡スチロールの箱に入れて涼しい場所で保管するとよいでしょう。

来年のタネイモにする塊茎も、同様の方法で保存できます。

■参考
・ヤーコンの育て方|丈夫で生育旺盛 放任栽培OK!
・ヤーコンのプランター栽培|初心者でも簡単育成、健康野菜
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