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カノコユリ(オリエンタル・ハイブリッド)は、
1球10〜20輪もの花が咲き、芳香がすばらしいです


ユリの球根の大きさと花数は、
結論から言いますと、ある程度関係があると言えます。

ユリの球根のほとんどを生産しているオランダでは、
多くの品種をりん片栽培で繁殖しています。

りん片栽培で繁殖した球根は、球根が大きくなるほど
花数が多くなる傾向にありますが、
球根の大きさと花数は、品種によっても異なります。


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テッポウユリの球根、大きくたくさんの花を咲かせます


■品種による花数

小球性のアジアティック・ハイブリッド、
エゾスカシユリ、ヒメユリ、オニユリ、マツバユリでは、
12〜14cm球で5〜8輪、14〜16cm球で8〜10輪
程度が目安です。

大球性のオリエンタル・ハイブリッドのカサブランカでは、
12〜14cm球で2〜3輪、14〜16cm球で3〜5輪、
18〜20cm球で5〜7輪の花が咲きます。

同じオリエンタル・ハイブリッド種でも、ペサロの場合は
14〜16cm球で、5〜7輪、16〜18cm球で7〜9輪程度と、
品種によってかなりの差があります。


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花後にお礼肥をして自然に枯れさせると球根が大きくなります


こうした園芸種はサイズごとに分別され、販売されていますが、
原種のユリは生産量が少ないこともあり、様々なサイズの球根が
混在して販売されていることが多いです。

また、りん片栽培が難しい品種は種子繁殖が行われますが、
種子繁殖した球根は個体差が大きく、
同じ球根サイズのユリを栽培しても、
花数には相当の差が出てしまいます。

■参考
・ユリ 育て方 12ヶ月
・カノコユリ(鹿の子百合)の育て方
・カサブランカ(ゆり、百合)の球根の植え方
・カサブランカの育て方
・鉄砲百合(てっぽうゆり・テッポウユリ)の育て方
・黒百合(クロユリ)の育て方、栽培方法
・スカシユリ アジアティックハイブリッドの育て方
・ユリの球根の選び方
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