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プリンセスアイコ フロリバンダ


8月下旬〜9月上旬は、夏剪定の適期となりますので、
バラの管理としては、忙しい時期になります。
しかし、この適期に合わせて夏剪定をすると、
秋以降、たくさんのバラを楽しむことができます。

また、9月は肥料切れに十分注意したい時期です。
さらに、秋の長雨や台風の影響によって、病気が発生しやすいので、
そちらの管理もしっかりと行うようにしてください。


■ハイブリッドティーとフロリバンダの庭植えの管理

・水やり
1週間以上、晴れの日が続いたら、1株に対して10〜15リットル、
たくさんの水を与えるようにします。
土が乾燥しやすい場所で栽培している場合は、
たっぷりの水を与えるくらいがちょうど良いです。

特に、夏剪定の前後には2〜3日に1回、水をたくさん与えると、
芽や根の活動が盛んになります。
しかし、葉に水があたってしまうと、病気になるリスクが高まるので、
株元に対して水を与えるようにしてください。

・肥料
9月も、8月同様、肥料切れに注意しながら管理を行います。
美しいバラの花を楽しむためには、
開花期まで肥料を欠かさないのは、とても重要です。

9月は、降雨量が多くなります。雨が多くなると、肥料分も、
雨に乗って流されてしまう危険がありますので、
速効性の化成肥料を、(N-P-K=8-8-8)1株あたり15グラム程度、
10日に1回の間隔で株元にまきます。
肥料をまいた後は、3〜5センチ程度の深さまで手で軽く混ぜ込みます。

そして、忘れてはいけないのが、肥料を与えた後の水やりです。
化成肥料は、肥料を与えてから水をあげなければ、効果が遅れるので、
肥料後の水やりは、セットにして作業を忘れないようにしましょう。 


液体肥料を与える場合は、1000倍液を1週間に1回、
1株あたり3リットルを水やりの代わりとして与えます。
(N-P-K=6-10-5)

ただし、8月に緩行性の化成肥料や、有機質肥料を与えた場合は、
9月の追肥作業は不要となります。

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香貴 ハイブリッドティー


9月は、8月下旬より適期となる夏剪定の時期を迎えます。
上旬は、まだ夏の名残、気温も高い傾向にあるため、
剪定後も伸びが悪く、心配になることもあるかも知れませんが、
気温が下がり始めると、徐々に枝も伸びてきて生長が楽しめます。


■ハイブリッドティーとフロリバンダの庭植え作業1

・夏の剪定
8月下旬〜9月の10日頃までには、夏剪定を終わらせておきます。
その年の気温が高い時に、この時期より遅れて剪定をする場合もあります。

しかし、あまり剪定の時期が遅れてしまうと、枝はしっかりと伸びるのに、
気温が下がっても、花芽の分化が見られない、開花しないといった、
トラブルになることもあるので、遅くとも9月中旬には剪定を終わらせます。 


若く未熟な枝の場合は、この時期に伸びた枝をそのままにはせず、
上から3枚〜4枚程度の5枚葉で剪定を行います。
また、今年出たシュートの場合は、2段目となる枝の中間にある、
良い芽のところで切ります。

基本的には、2段目の枝が1センチ以上になっているようであれば、
3段目の枝を切るように、剪定していくと良いでしょう。

特に、フロリバンダローズは、ハイブリッドティーローズと比べて、
遅咲きになるので、早め早めの剪定がポイントとなります。

・脇蕾摘み
ハイブリッドティーローズ、フロリバンダローズ、共に、
9月のこの時期は、蕾が多くつきませんので、脇蕾摘みも不要です。

・植え付け
鉢仕立てとなる苗は、根鉢を崩さなければ、庭植えが可能です。

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ローゼンライゲン フロリバンダ


降雨量の増える9月は、病気に充分注意したい季節だと言えます。
特に多いのは、黒星病やうどんこ病です。
ハダニの被害に遭うなど、害虫に関しても気が抜けない季節ですので、
防除に努めながら、日々の手入れを行ってください。


■ハイブリッドティーとフロリバンダの庭植え作業2

・降雨の注意点
雨の多くなる季節は、雨の影響によって、枝が折れてしまったり、
刺から、葉が傷つくことがあります。
そのダメージから、病気になってしまうことがありますので、
天気予報はしっかり見て、降雨の悪影響が起こらないように努めます。

・病気
バラの病気の予防は、この9月の管理に掛かっていると言えます。 
これから、徐々に気温は低下していくと言えますが、
黒星病や、うどんこ病はリスクが高まると言えるので、
降雨の前に、新芽、葉の裏側を中心に、ダニコールの1000倍液、
サプロールの2000倍で予防を行います。

また、昼夜の気温差が開くと、べと病の発生も懸念されます。
見つけたら、被害のあった部分を切り取り、すぐに処分してください。

べと病には、マンネブダイセンの散布が効果的です。

・害虫
乾燥気味の気候は、ハダニの被害を受けやすくなります。
他にも、バラの葉や、蕾を食べる、ホソオビアシブトクチバや、イラガ、
ミノムシ、ガの幼虫に注意してください。

・株の増やし方
9月末までは、良い枝を使用して挿し木が可能です。
交配したものは、脇枝や蕾の摘み取り、新たに種まきしたものは、
月に2回追肥を行って管理します。
芽接ぎも最適期となりますので、台木を使用して接ぐのも良いでしょう。

■参考
・バラ 挿し木の方法 画像つき
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