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ナス科の植物は連作障害が出やすいです


■野菜の連作障害と対策

1.連作障害とは?
同じ畑で同じ野菜、同じ科の野菜を、
栽培続けることを「連作」といいます。

連作をずっとしていると土がやせて収穫量が落ちたり、
作物の生長が悪くなって病気にかかりやすくなります。
これを「連作障害」といいます。


原因は同じ品種の作物を作り続けると、
土の中の微生物のバランスが悪くなり、
病害虫が多くなってしまうからです。

具体的には、ネコブセンチュウが増えて根に寄生し作物が枯れたり、
ナスの半身イチョウ病の菌が蔓延したりします。
また微量要素のどれかが欠乏しても生理障害を起こします。


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ニンジン畑、プロも連作障害には注意しています


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ネコブセンチュウ(ニンジン)


2.連作障害を防ぐには?
同じ畑で同じ科の野菜を植えないようにします。
野菜によって連作を避けた方がよい年数は違います。

その年数を上手く組み合わせてローテーションを組み、
計画的に栽培していきます。 


また野菜の種類を変えて栽培する「輪作」も効果的です。
その場所を数年間休んで自然のバランスが整うまで待つ方法もあります。


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夏野菜の多くは連作障害が出やすいので接ぎ木苗を使うのも良いです


3.連作を避ける期間の目安
・1年間休むとよいもの
セロリ、ホウレンソウ、シュンギク、ミズバ、レタスなど

・2年間休むとよいもの
ジャガイモ、ハクサイ、キャベツ、サヤインゲン、ラッカセイなど

・3〜4年間休むとよいもの
サトイモ、キュウリ、ソラマメ、トマト、ピーマンなど

・5年間休むとよいもの
サヤエンドウ、ゴボウ、ナス、スイカなど

・連作障害が少ないもの
サツマイモ、カボチャ、タマネギ、ニラ、ニンジンなど


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土作りが良ければ野菜は元気に育ちます(スイカの発芽)


4.家庭菜園、貸し農園での対策は?
狭い貸し農園や家庭菜園で連作や輪作を考えると、
作物を作れなくなるのではと心配する必要はありません。

まず基本的な土づくりを丁寧に行うことが重要です。 
具体的には、新しい土や客土、堆肥を十分に施します。
また腐葉土やボカシを投入して病害微生物が、
活動できないような環境にします。

抵抗品性品種を植えたり、接ぎ木苗を植える方法もよいでしょう。
近くに植えて混植すると病害虫などの軽減につながる植物同士、
*コンパニオンプランツを利用する方法もあります。

*コンパニオンプランツ 
コンパニオンプランツとは、共栄作物とも呼ぶ農学、園芸学上の考え方。
主植物の側に栽培することで良い影響を与え共栄しあいます。
たとえばトマトとバジルは一緒に植えると両方がよく育ちます。

コンパニオンプランツとして病害虫の予防が期待できる植物は、
クロタラリア、ボリジ、ナスタチウム、ネギ類、セロリ、バジル、
マリーゴールド、ミントなどです。
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