Prunus.JPG
生で食べてもおいしいです


プルーンは暑さや梅雨の気候を苦手にしています。
ニホンスモモの方が家庭果樹には向いています。

品種を選ぶ時は自家結実する品種が育てやすいです。
人工授粉や2品種セットで植えると確実に実がなります。

プルーンは生理落果が多い果樹です。
ひととおり落果した6月ぐらいに摘果を行います。

プルーンはジャム、シロップ、ドライフルーツなど
加工食品が一般的です。しかし最近では生食用の果物として、
お店に並ぶようになってきました。

ここでは、プルーンの授粉樹についてご紹介します。 


Prunus (2).jpg
樹は慎重に選びます


■プルーンの受粉樹は?

1.プルーンの品種
プルーンの品種には、同じ花粉で実をつける自家結実性のものと
結実しない自家不結実性のものと2種類あります。

スタンレー、シュガー、サンプルーン、
フレンチ、フェーレンブルグは1本だけでも結実します。


トレジディ、プレジデン、ローブ・ド・サージェン、
バーバンクグランドプライズなどは結実しません。

品種を選ぶ時は、糖度、収穫時期、実の大きさ、
苗木の値段を頭においてから決めるようにしましょう。

2.受粉樹に適した品種
受粉樹として一番むいているのは、
開花時期が早く、交配親和性の強い「シュガー」です。


ネクタリンは桃の変種で皮にモモのような毛がありません。
実の収穫もはもちろんのこと、春に咲くピンクの花も美しく、
実と花両方を楽しめます。

プルーンの開花時期は早いものから遅いものまで、
1週間ぐらいのずれがあります。
同じ時期に花が開く受粉樹を選ぶ必要があります。

花が開いたら3日以内に花と花をこすりつけ、
人工授粉を行うと、確実に実がなります。


Prunus (11).jpg
受粉樹は2メートル間隔くらいで植えます


3.受粉樹を植えるには
木と木の距離は花粉を運んでくれる昆虫が、
行き来できれば問題ありません。

2mぐらいの間隔をあけて植え付けるとよいでしょう。
近所に受粉可能な果樹があると、
そちらで受粉してしまうケースもあります。

自家結実性のある品種同士、同じぐらいの樹高で栽培すると、
後の管理が楽になります。 


■参考
・プルーンの育て方と剪定
 カテゴリ
 タグ