挿し木床をビニール袋やイチゴパック、
ペットボトルを切ったものなどを使って、
覆ってやり湿度を上げる方法です。
■密閉挿しの方法と画像
挿す枝や葉を「挿し穂」と言い、挿す土を「挿し床」と言います。
ここでは、オリーブの花芽のついていない元気な新芽の部分を、
15〜20cmほど、カッターやはさみなどで斜めに切ります。
斜めにカットすることで吸水力が高まります。
葉を5枚ほど残し、ほかの葉は、すべて取り除きます。
こうして水分の無駄な蒸発を防ぎ発根を促します。
オリーブの挿し穂たちができあがりました!
挿し穂を1時間ほど水につけて水揚げさせます。
20リットルのペットボトルで密閉挿しをしてみます。
ボトルを半分に切り、ボトルの底に穴をあけます。
ペットボトルにスリットを数箇所を入れて
交互に組めるようにしておくと、
重ね合わせた時にぐらぐらしません。
挿し木用土には、赤玉土やピートモスを使います。
先に土を湿らせておいて箸のようなとがったもので、
挿し穂を挿す方向にあらかじめ穴をあけておきます。
挿し穂の切り口を傷めないように、
あらかじめ穴をあけるのがコツです。
ルートンを使う場合は、挿し穂を挿す前に使います。
挿し穂をセットして、じゅうぶん水を与え、
風通しの良い明るい日陰で管理します。
*ルートン
密閉挿し、挿し木、挿し芽の発根を促す植物生長調整剤です。
発根率が向上するので密閉挿し、挿し穂の活着が良くなります。
発根して安定するまで植物により2週間〜1ヶ月かかります。
新しい芽が出てきたら、別の5〜6号鉢に植え替え(鉢上げ)します。
日当たりへ徐々に移動して日向に慣らしていきます。
根が生えているかどうか気になって始終掘って見ると、
発根を妨げますので、辛いですがじっと我慢しましょう。
お気に入りの草花の子孫を楽しめますように。
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