
甘柿の代表格、富有柿
カキ(柿)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木です。
カキの果実は独特の甘みと、つやがある色合いが特徴的です。
カロチン、ビタミンC、カリウム含有量が多いので、
健康食品といえるほど栄養豊富な果実です。
庭木としては紅葉とたわわに実った果実を同時に楽しめ、
秋を感じさせる観葉植物としても人気が高いです。

双璧、次郎柿
■渋柿 甘柿の品種
1.カキの特徴
カキには渋ガキと甘ガキの2種類に大きく分類できます。
甘ガキは明治時代に日本で品種改良されました。
現在ではヨーロッパをはじめ、世界各地へ輸出されています。
2.カキの歴史
カキの原産地は中国の黄河下流地域です。
日本には奈良時代に伝わったと言われています。
日本の気候が中国よりもあっていたため、
多くの品種が日本で作られるようになりました。
日本には1000種類以上の品種があると言われていますが、
ほとんどが渋ガキで、完全な甘ガキは10数種類しかありません。
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渋柿も干し柿にすると絶品の品種が多いです
3.カキの品種
カキは完全甘ガキ、不完全甘ガキ、不完全渋ガキ、完全渋ガキと
4つの品種に分類できます。
・完全甘ガキはタネがあってもなくても甘ガキになります。
「富有」「次郎」「大秋」などがこのタイプです。
・不完全甘ガキはタネが十分にはいると甘ガキになります。
「禅寺丸」「西村早生」などがこのタイプです。
・不完全渋ガキはタネが十分にはいると渋ガキになります。
「甲州百目」「平核無」などがこのタイプです。
・完全渋ガキはタネがあってもなくても渋ガキになります。
「愛宕」「西条」などがこのタイプです。
■参考
・カキ(柿)の育て方
・カキ(柿)の剪定方法