
ユズは柑橘類の中では耐寒性が最も強い
ユズは中国揚子江上流地方が原産で、
柑橘類の中では耐寒性が最も強いです。
果皮に独特の強い香りがあるので、昔から料理に使われてきました。
果汁はポン酢などに利用されています。
カラタチ台木の接ぎ木苗が一般的には店頭に並びます。
しかし早く収穫したい時は実つき苗を選びましょう。
ユズには多くの品種がありますが、実つきがよく3年ぐらいで収穫でき、
種が少なくトゲの少ない「多田錦」がおすすめです。

ユズの実り
■ユズの防寒防雪対策
1.ユズの栽培適温
柑橘類の栽培適地は、年平均気温と冬の最低気温で大まかに判断されています。
年平均気温は品質のよい果実を実らせるための必要温度です。
冬の最低気温は低い温度による枝枯れなどの被害が出る目安です。
ユズの耐寒性は、柑橘類の中では最も強く、
-7℃ぐらいまでは耐えてくれます。
秋田県と岩手県が地植えの北限と言われています。
2.ユズの防寒対策
ユズに限らず木が幼いうちは、成木に比べて耐寒性が弱いです。
冷たい北風を避けるため、防風ネットなどを使って寒さを避けます。
樹の根元に敷きわらや腐葉土を敷き、
乾燥や寒さから守ります。
豪雪地域ではユズの樹全体を稲わらや白い不織布で覆い、
雪が降っても重さでつぶれないように、
竹や支柱を一緒に巻き付けておきます。
ただし稲わらや白い不織布を外すタイミングが早すぎると、
枝が枯れたり、葉が落ちてしまうケースが出てきます。
十分に温かくなってから外すように注意します。
柑橘類の葉の光合成は、気温が10℃以下になると、
ほとんど行われなくなります。
冬の間は光が無くても十分育つので心配はありません。

ユズ茶、ジャム状にしたユズをお湯で割っていただくと香り良く健康的です
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