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隔年結果にならないように育てたいです


ユズ類は日本の風土にあっているので、
栽培しやすい柑橘類のひとつです。
柑橘類の中でも酸味が強いのが特徴のひとつです。

東北地方ぐらいまでなら庭植え栽培がは可能ですが、
冬の乾いた風には弱いので、防寒対策が必要です。

トゲがある品種とない品種があります。
家庭栽培には、ない品種の方が育てやすいです。

実生苗が販売されているケースがありますが、
結実するまで年数がかかるので、
接ぎ木苗を選んだほうが無難です。

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ハナユは若木でも結実しやすいです


■ユズの実を大きく育てるには?

1.ユズの実の特徴 
ユズは実が大量になる年とそんなにならない年があります。
別名「表年」と「裏年」と呼ばれています。

この*隔年結果が品種によってなりやすいものと
なりにくいものがあります。

*果樹で実が多くなる年と少ない年とが交互に起きることで、
果実が多い年を「なり年」あるいは「表年」と呼び、
少ない年を「不なり年」あるいは「裏年」と呼びます。
なり年は果実が多くとも小さく、不なり年は収量がたいへん低いです。
いずれにしても全体の収量と果実の出来は悪くなるのが一般的です。



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ユズの花


2.ユズの実を大きく育てるコツ
たくさん実がついた年、表年の場合は来年に実つきをよくするために、
生理落果が終わった頃の6月下旬〜7月に摘果を行います。
鉢植えの場合は葉20枚に1果の割合で行います。

庭植え栽培樹齢10年以上の成木でも、実をつけすぎると、
翌年はあまり結実しないという隔年結果の特性が強く出てしまいます。

重なり合った実、上を向いてしまっている実、
傷がついてしまった実を優先的に摘果します。

実が小さかったり、まだ熟していない緑色をしていても、
十分に料理に使えます。摘果の替わりにすると合理的です。

また香りは一人前なので、お風呂に浮かべたり、
刻んで香辛料にしても楽しめます。


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ユズの香りのお新香は美味ですね

>>ユズのわかりやすい育て方はこちらです
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