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スブニール・ド・アンネ・フランク 梅雨時は苦手です
日本は高温多湿で梅雨もあります。
そのため、アメリカなどから比べると、
バラのお手入れには手がかかります。
病気の防除の方法を頭に入れておけば、
それほど難しい植物ではありません。
本日は、バラがかかりやすい病気の中から、
黒点病または黒星病と呼ばれる病気についてまとめます。
■黒点病 発生と症状
・発生時期
6〜7月、9〜11月ごろ、湿度が高く雨の多い季節。
・症状
黒点病(こくてんびょう)は、
黒星病(くろほしびょう)とも呼ばれる病気で、
この病気にかかったバラの葉っぱは黒いスポットができます。
これは次第に伝染し、葉が黄色くなり落葉の被害が出ます。
バラでは良くみかける病気の1つですが、すぐに対処をしないと、
株全体が枯れてしまうこともありますので、注意してください。
黒点病は、気温20度ほどの湿度の高い時期に起こりやすく、
水滴の溜まりやすい葉などで菌が増えていき、
それが内部に侵入することで発病します。
また、土中の黒点病の細菌が、雨などで跳ね上がり、
葉に感染することもあると言われます。
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葉をよく観察して早期発見します
■黒点病の対策方法
すでに黒いスポットが見られてる病気にかかった葉は、
治らないので、枝の付け根より葉柄を除去します。
この時、病気のみられた葉の上下の葉も除去すると安心です。
さらに伝染を防ぐため、落ち葉も拾ってゴミとして処分します。
その後、発生部付近に、ダコニール、サプロール乳剤などを、
2日〜3日に2、3回ほど散布してください。
この黒点病は風に乗って伝染することもありますので、
マルチングなどを使うのも泥跳ねを防ぐのに有効です。
ほこりの多い場所なども感染要因の1つとなりますので、
充分に注意しながら、防除していきましょう。
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バークチップを使用して定期的に取り替えるのも良いです
◎黒点病の予防対策
・オーソサイド水和剤、トップジンM水和剤を散布する
・マルチングをして定期的に取り替える
・雨が2〜3日続くときには、鉢植えは軒下に取り入れる
・水やりは、葉や花に水がかからないようにする
・肥料はチッ素分を控え、リン酸やカリの多いものを使う