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12月の花屋さんは、ポインセチア、シクラメンが並び賑やかです


12月になると、日が暮れるのも早くなり、寒さも本格的になります。
年によっては、厳寒期の1月と同様な気温になることもあるので、
寒さに弱い植物の栽培管理を見直します。

また、庭仕事を行う時は、比較的暖かい昼間のうちに行うようにしましょう。
暖かいうちなら、ガーデニング作業もはかどり身体に無理がかかりにくいです。



[12月のガーデニング]


■室内での管理へ

11月頃から寒さに弱い植物は、室内に取り込むようにします。
12月になると、取り込んでおく時間が長くなりますし、
植物によっては、日中でも室内で管理するようになります。

戸外と室内とでは環境が異なるため、管理方法も少し違ってきます。


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モンステラは、カーテン越しの日差しくらいが生育が良いです


・日当たり
12月、寒さに弱いからと室内に取り込んだ植物の中には、
耐陰性のあるものとないものがあります。

耐陰性がある、オリヅルラン、アイビー、テーブルヤシ、モンステラなど、
観葉植物であれば、多少日当たりの悪い場所でも問題ありません。 



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2シーズン目のシクラメン(11.26撮影)


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花芽がたくさんついています


耐陰性がほぼない、シクラメン、ハイビスカス、ポインセチア、ランの仲間など、
戸外でも日向を好む植物は、室内の日当たりの良い場所に置くようにします。


一番良いのは、直射日光の当たる窓辺です。
日当たりの良い窓辺は、光がよく当たるおかげで気温が上がります。
暖かさは寒さに弱い植物にとって、ほっとできる場所です。

・水やり
12月、基本的には、どの植物も土が乾いてから水を与えるようにします。
ほとんど生育していない植物に関しては、
乾き気味に管理した方が、根腐れなどの不調が減ります。

ところが、室温が高い場合、植物によっては生育している場合があります。
葉を茂らせ、花を咲かせるほどに生育している株は、意外と水を欲しがります。

また、暖房などで空気が乾燥していると、土の乾燥を早めることもあります。
寒いから、室内だから、生育していないから大丈夫と思って、
水やりのタイミングを逃さないように注意します。


・暖房器具
冬は人にとっても寒いものです。
室内は戸外より暖かくても、人間には寒すぎる場合があります。
冬の間は、暖房器具を使う機会も多いでしょう。

ただ、植物の中には、室温が高いと調子を崩す場合があります。
シクラメンなどは、室温が20度以上にならないようにしておくのが最適です。
栽培している植物の適温を調べて、室温を調節したり置き場を変えてあげましょう。


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昼間は日光浴、夜間は窓辺から離します


・窓辺の冷気
日当たりの良い場所を好む植物も、日中は窓辺に置いて日光浴させますが、
日が暮れたら置き場所に気遣うようにします。

窓際は、外と一番近い場所となるため、外の冷気が伝わりやすいです。
耐寒性がないために室内に取り込んだ植物の中には、
窓辺に置いたままにしていると、冷気によって株が弱る植物が出てきます。
シクラメン、ポインセチアなど寒さに弱い植物は、夜は窓から離すようにします。 



■腐葉土作り

冬の間は、できるガーデニング作業が限られています。
育てられる植物も、手入れできることも少ない今のうちに、
腐葉土作りにチャレンジしてみましょう。

腐葉土はホームセンターなどでよく売られているため、
作るのが難しそうと思われるかもしれませんが、作り方自体はとても簡単です。

ただ少し時間がかかるので、春以降も邪魔にならない場所で作るのがポイントです。
落ち葉は、針葉樹より広葉樹のものの方が、腐葉土作りには適しています。

作り方には2通りあり、できあがるまでに半年以上かかる方法と、
3か月ほどで完成する方法があるので、できる方でやってみましょう。


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腐葉土には、ケヤキ、クヌギなど広葉落葉樹の落ち葉が適します


・簡単だけど長時間かかる方法
1. 庭に穴を掘るか、ガーデニングバッグのような容器を準備し、
その中に落ち葉をいっぱいまで入れます。

2. 雨がかからないように、ビニールシートなどをかぶせ、2ヶ月〜3ヶ月ほど置きます。

3. 3ヶ月ほど経ったら、シートをはずして中の腐葉土を混ぜ、
またシートをかぶせて2ヶ月〜3ヶ月ほど置きます。

4. シートをはずして混ぜて2ヶ月〜3ヶ月置くを繰り返し、葉の形がなくなったら完成です。

・手間がかかるけど短時間でできる方法
1. 庭に穴を掘るか、ガーデニングバッグのような容器を準備します。

2. 落ち葉をある程度入れたら、落ち葉が隠れる程度に土を乗せ、
その上から薄く米ぬかをまきます。

3. 2を繰り返し、ミルフィーユ状になるように、
落ち葉・土・米ぬかをいっぱいになるまで入れます。

4. 雨がかからないようにビニールシートなどをかぶせ、1ヶ月ほど置きます。

5. 1ヶ月経ったら、中をよく混ぜ、またシートをかぶせて1ヶ月置きます。

6. 中身を混ぜたら1ヶ月置くを繰り返し、葉の形がなくなったら完成です。
*こちらは、比較的狭いスペースで腐葉土ができます。
>>腐葉土の作り方


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クリスマスやお正月用の寄せ植え作り、花壇などのガーデニングも楽しみです


■植え付け可能な苗、球根・種まき可能な植物

12月に入ると、突然冷え込む日が増えることもあり、
地域によっては雪が降ることもあります。

寒さに強い植物でも、種をまいたり、苗を植え付けることは難しくなります。

温暖地〜暖地の場合で、霜が当たらないような場所であれば、
寒さに強いパンジーやプリムラなどの苗を植え付けられます。

また、球根類の植え付けもぎりぎり間に合います。
球根類も寒さには強いですが、早めに植え付けておきましょう。

種をまくことのできる花はありませんが、
コマツナやホウレンソウなどの葉物野菜や、
ルッコラなどのハーブなら、種まきが可能です。
防寒のために、トンネル栽培をするのもお勧めです。


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カンツバキも咲きだす頃です


■庭木の剪定

12月に剪定できる庭木は色々あります。
ただし、種類によって剪定の強さが異なります。

切って良い枝、切ると花が見られなく枝などの見極めが必要です。
また、種類ごとの詳しい剪定方法は、
剪定前にあらかじめ調べて確認しておきましょう。

・強剪定が可能
ウメ(花芽に注意)、カエデ類、カナメモチ、サクラ(切口の保護が必要)、
サルスベリ、トハナミズキ、バラ、ピラカンサ、ムクゲなど

・間引きや不要枝の剪定
アジサイ、カキ、カツラ、ガマズミ、コデマリ、サンショウ、ナツツバキ、
ハナカイドウ、ユキヤナギなど

・枝先など軽い剪定
カンツバキ、ツツジ、ドウダンツツジ、バイカウツギ、ボタン、モクレン類など


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クリスマス、お正月の飾りも作りたいですね


■その他

・水やり
12月に入って、寒くなると、水を与えた後に湿ったまま夜を迎え、朝方に凍ることがあります。
寒くなってからの水やりは、必ず午前中の暖かい時間帯に与えるようにします。

夏場のように夕方に水を与えると、土が凍りやすくなるので要注意です。

■参考
・パンジー 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・クリスマス 寄せ植えのコツ
・チューリップ 寄せ植え
・ハボタン 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち