
シュウメイギクとはキクの名前がついたいますが、アネモネの仲間です。
別名キフネギク(貴船菊)、高麗菊、秋牡丹、秋芍薬などとも呼ばれています。
古い時代に中国から渡来したと言われ、
冬になると地上部が枯れるキンポウゲ科の宿根草花です。
シュウメイギクの花姿は落ち着いた清楚な風情が魅力的です。
山野草や茶花として栽培されますが、洋風のイメージにも使用できます。
シュウメイギクは繁殖力が旺盛です。ですので花壇などでは、
別の草花の場所へ侵入しないよう、適宜取り除く必要があります。
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木漏れ日が差し込むくらいの環境が好きです
■シュウメイギクの花が咲かない理由
1.日当たりが悪い
シュウメイギクは乾燥した環境を嫌います。
西日が当たらないよう半日陰で植えることは間違っていません。
しかし暗すぎても花つきは悪くなります。
太陽光が全く当たらないような場合は、
少し日当たりがよい場所に植え替えてみます。
また湿り気がある土壌ならば、花つきはよくなります。

日当たり、肥料、水やりに気をつけます
2.肥料が不足している
植えつけ時には、堆肥に粒状肥料を混ぜて元肥にします。
花が咲いた後は地上部が枯れるまでお礼肥として、
固形の油かすや化成肥料を株元から少しはなした場所に置きます。
伸びてくる芽を充実させると、花芽の数が増えてきます。
3.乾燥しすぎている
真夏の高温時に水やりを忘れてひどい乾燥状態に置かれると、
茎葉がいたみ、花芽がじゅうぶんに発育できず、
よい花が咲かないことがあります。
高温で乾燥する時は、早朝か夕方にたっぷりと水やりします。
■参考
・シュウメイギクが枯れる理由
・シュウメイギクの株分けと根伏せ