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薄いピンクのシュウメイギクも美しいです


シュウメイギクはキンポウゲの多年草です。
草丈は50cm〜1mぐらいまで伸び、
地下茎からランナーを伸ばし、横に広がって行く性質を持っています。

別名はキブネギク(貴船菊)とも呼ばれていますが、
キクの仲間ではなく、アネモネの仲間です。

花色は赤紫、桃色、白などがあります。
八重咲き、一重咲きなど種類によって花の趣も変わってきます。

花びらにみえるものは色づいた萼です。
やや細長い形で、30枚ぐらい付きます。

こちらでは、シュウメイギクの増やし方をご紹介していきます。

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群生しているのも良い感じです


■シュウメイギクの増やし方

1.株分けする
シュウメイギクは地下茎を伸ばして生長します。
株分けや植え替えはこの地下茎が枯れている時が適しています。
根が動き出す前の2月中旬〜3月上旬に植え替えがベストです。

寒さにも強い植物なので、秋でも植え替えはできます。
その場合寒冷地では土が凍りつかないよう、
落ち葉やワラを多く被せて準備しておきます。


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愛らしい花びらとシベが魅力です


2.根伏せのコツ
シュウメイギクは、根伏せでも増やすことが可能です。
10月〜翌年の2月ごろまでに、直径5mm以上の太い根を切り取ります。

7cmぐらいの長さにそろえ、赤玉土を入れた挿し床に伏せます。
しばらくすると芽が出てきます。

なお紅花八重や白花一重の原種をふやす場合は、
秋に実るタネを取り、2月中旬〜3月上旬にまくと、
容易に苗を育てることができます。

3.子株を育てる
春に、シュウメイギクの地下茎からランナーが伸び、
そこに子株が育ってきます。

その子株を掘り取って、別の用土や鉢に植え付けます。
ランナーからの植え付け適期は3月〜4月です。

■参考
・シュウメイギクの花が咲かない理由
・シュウメイギクが枯れる理由
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