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雪景色に花を添えてくれます


サザンカ(山茶花)はツバキ科ツバキ属の常緑樹です。
日本の固有種でサザンカ、カンツバキ、
ハルサザンカと開花時期で3つのグループに分類できます。

原産地は日本です。屋久島から九州、
四国の南西部の山地に自生しています。

日本で親しまれている植物ですが、
欧米でもカメリアとして品種改良が盛んに行われています。

ツバキとサザンカはよく似ています。
その違いの見分け方はツバキは花ごとそのまま落ちるのに対して、
サザンカは花びらが一枚一枚バラバラに落ちます。


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八重のみごとなサザンカ


■サザンカ 剪定のコツ

1.強剪定を行います
サザンカ、とくに生垣の場合、
最適な剪定時期は、3月下旬〜4月上旬です。

一番よい方法は一度全部の枝を落とし、幹だけにします。
すると全体的に再び芽を出し、枝が枯れてしまった場所も
芽が出やすい環境になります。

ただし極端な強い剪定を行うと、
生育のバランスを崩すケースがあります。

そして枝だけではなく、根も切り落とします。
根を切る位置は、根元の幹の直径2.5倍ぐらいの太さの部分です。


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じょうずに剪定すると元気に咲いてくれます


2.根も切る理由
サザンカに限らず木は、水や肥料を根から吸い上げます。
そして大部分は一番先の細い根から吸収します。

そこで枝を切り幹だけの状態にしたまま根を切り詰めないと、
葉があった時と同様、吸い上げた水の行き場がなくなってしまいます。

そのままにしておくと余計な水が上がらないよう、
サザンカの木は、自分の根を枯らしてしまいます。
地上部と地下部をバランスよく剪定することが重要です。

またサザンカは、同属のツバキより樹勢が弱いです。
年数が経った木や、元気がない木は強剪定は避けた方が無難です。
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