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ナツメの花、ひっそりと咲きます
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よくよく見るときれいなんです
ナツメはヨーロッパ南東部からアジア南部にかけてが原産地の、
クロウメモドキ科の落葉果樹です。
花はひっそりと咲きますが、
つやつやした葉のまわりで存在感のある赤い実がつく姿は、
とても風情があります。
果実は食用や薬用として用いられますが、
観賞樹としても定評があります。
ナツメの苗は根付いてしまえばとても強く、
暑さや寒さにも耐えて育ちます。
枝にはトゲがあるので手入れをするときには、
ケガをしないように注意しましょう。
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ナツメ、実ってきました
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ナツメ、宝石のようです
■ナツメの増やし方は?
1.株分けで増やす
ナツメは親株から離れたところからもひこばえが出ます。
これを切り離して育てるとうまく出来るでしょう。
株分けをするのは、3月ころが適期です。
水はけのよい用土に植え付けて育てます。
深植えを避けて、成長に合わせて鉢増しをします。
2.根伏せで増やす
ナツメは根を伏せて苗を増やすことができます。
指くらいの太さになった根を10〜15センチに切って、
土に軽く埋めます。
しばらくすれば、新しい芽を出してきます。
無駄な枝が出てきたときは、早めに根元から間引きましょう。
3.タネや挿し木の場合は
ナツメは挿し木よりも接木の方が成功率が高いようです。
苗が小さい時期は、枝葉と根茎の成長のバランスが悪いので、
途中で枯死させてしまうこともあります。
ナツメの場合は、とり木や根伏せのような方法が確実です。
実生で育てるばあいは、親木と同様のものを増やすという、
目的であれば繁殖には不向きです。
成長を見守るスリルはありますが、
結実まではひじょうに年月がかかるということを、
理解しておきましょう。
>>ナツメの分かりやすい育て方はこちらです