
ナツメの色の変わり方も楽しみです
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ナツメ、きれいです
ナツメは芽ぶきが遅いですが、
じょうぶなので家庭栽培に向いています。
10〜11月ころには卵形の実がなり、観賞や食用でも楽しめます。
鮮やかな葉のなかに赤褐色の果実とのコントラストが、
とてもきれいです。
果実はドライフルーツに加工したり、果実酒などにします。
ナツメは生薬としの効能もあり、
葛根湯、当帰建中湯、甘麦大棗湯などの原料としても、
配合されて使われます。
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モロッコの屋台で

降り注ぐようになっています
■ナツメの実がならない理由は?
1.日照不足
ナツメは半日陰でも育ちますが、
日なたの方が実のつきがよいです。
鉢植えや盆栽などで移動が可能なら、
もう少し明るい場所で管理するようにしてみましょう。
庭植えの場合は剪定のときに、
日光がムラなく当たるような枝の間引きをします。
2.水はけが良くない
ナツメは水はけのよい土壌を好みますが、
土質の影響はほとんどありません。
根は浅く張っていく性質があって、
過湿気味になると木が弱ります。
植え付けをするときは、やや高植えにすると、
水はけが改善されるでしょう。
ナツメは小枝をたくさん出すので、
重みで倒れやすい傾向があるので、
支柱を添えて補強すると安心です。
3.樹勢が強すぎる
ナツメは根が浅いのでひこばえも旺盛に出します。
深く耕された肥沃な畑地などに植え付けた場合は、
根や地上部が盛んに育つため、
生殖生長に至らない事があります。
日あたりのよいところに苗を植えてから、
3〜4年程度経過しても、実がつかないときは、
樹勢を抑える作業が必要です。
春先に根切りをしたり、
幹におよそ5ミリほどの環状剥離をするなどの対策をしましょう。
>>ナツメの分かりやすい育て方はこちらです