
バジル、生命力旺盛です
バジル(bugil)は、イタリア料理に代表される、
世界各地で利用されているハーブです。
サラダやパスタなどとの相性がよく、
特にチーズやトマトとの相性は抜群です。
科名:シソ科
別名:バジリコ、スイートバジル、メボウキ(和名)
性質:一年草または多年草
フレッシュバジルは、長く加熱せず、
生のまま利用するか、調理の仕上げに加えると
風味が引き立ちます。
フレッシュの状態で利用することが多いですが、
たくさん採れ過ぎた場合は、オイルやビネガーに漬けたり、
ジェノバペーストなどに加工して保存するとよいでしょう。
バジルのタネを水に浸けると、ゼリー状の物質が出ますが、
日本ではこれで目を洗ったことから、
「メボウキ(目箒)」と呼ばれていました。
・品種
一般的に”バジル"というと、ほのかに甘みのある香りの
『スイート・バジル』か、矮性でコンパクトに育つ
『ブッシュ・バジル』をさします。
その他の種類としては、魚料理と相性の良い『レモン・バジル』、
シナモン風味の『シナモン・バジル』、
気温が低下すると濃く色づく『アフリカンブルー・バジル』
などがあります。
多くの品種は一年草ですが、
アフリカンブルー・バジルなど多年草の品種もあります。
■バジルの育て方 栽培方法
バジルはタネの発芽率もよく、とても育てやすいハーブです。
・タネまきと育苗
4月上旬〜5月下旬、ポットやセルトレイに
2〜3粒ずつタネをまき、タネが隠れる程度に
覆土し、軽く押さえて土とタネを密着させます。
バジルの発芽適温は20℃以上と高いので、
桜の開花後を目安にタネまきをするとよいでしょう。
タネまき後はたっぷりと水やりをします。
発芽して根付くまでは、土が乾燥しないように
管理します。
・植え場所
肥沃で水はけよく、日当たりのよい場所を選びます。
真夏の直射日光に当てると葉が硬くなるので、
半日陰になる場所を選ぶか、
遮光するとよいでしょう。
・植え付け方法
5月上旬〜6月下旬、本葉が6〜8枚出たら植え付けます。
地植えの場合は、株間が25〜30p、
プランター栽培では、株間15p、とりたいものです。
あらかじめ、緩効性化成肥料を施しておいた用土に、
根鉢を崩さないように植え付け、株元の土を軽く押さえて
土と根を密着させ、たっぷりと水やりをします。
・追肥と土寄せ
植え付け後、花を咲かせないために、
1〜2か月に1回追肥をします。
1uあたり1握り(20〜30g)の発酵油かすなどを
株の周りに施して、土を軽くほぐしながらよく混ぜます。
花がつくと、花に栄養が行って、生育が悪くなってしまいます。
花がついたら早めに摘み取ってしまいましょう。
・水やり
表土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
梅雨時は過湿と日照不足で徒長しやすいので、
水やりの回数は控えめにします。

バジル、パスタ、ピザ、サラダ、とても活躍してくれます
・収穫
高さが20〜30cmになったら収穫できます。
株元から10cmほど残すようにハサミで
切り取ります。
茎と葉の間から出るわき芽を残すように
収穫すると、1〜2週間でわき芽が伸びます。
これをくりかえすと、こんもりと育ち、
葉数が増します。
タネを収穫する場合は、秋になって
枯れ始めた頃に収穫します。
穂を摘み取り、手でこすり合わせると
タネが取れます。
・病害虫
アブラムシやイモムシ、ヨトウムシ、
ハモグリバエなどがつきやすいです。
高温乾燥でハダニの被害が出ることがあるので、
ときどき葉裏にも水をかけてあげましょう。
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