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オオタバコガの幼虫


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オオタバコガの成虫


ピーマンナストマトの実が落果し小さな穴があく理由は?

ピーマンなどナス科の実が実らないうちに落果し、
よくみると丸い小さな穴があいているのは、
タバコガの幼虫による被害です。

タバコガの幼虫が、若い果実の中に侵入し、
未熟なタネを食い荒らすことで落果させたものです。

タバコガの幼虫は、ふ化直後はつぼみや花を食害しますが、
一度脱皮すると果実に侵入し、内部のタネを食害します。
丸い小さな穴は、タバコガの幼虫が内部に侵入した跡です。

1匹の幼虫が、果実から果実へ移動しながら食害するため、
虫の数以上の果実が被害を受けます。
被害を受けた果実は、侵入口から腐っていくため、
食べることができません。


タバコガ幼虫生態駆除方法

タバコガの幼虫はピーマンやナス、トマトなど
ナス科の植物のみを加害します。
タバコガは蛹の状態で土の中で冬を越し、
5月中旬頃から成虫が現れます。

被害は6月下旬から見られますが、
ピーマンに被害が多くあらわれるのは、8月〜9月です。

実の中に侵入する前なら、
オルトラン水和剤などによって防除できますが、
果実の内部に侵入されてしまうと、
薬剤散布で駆除することは困難です。

小さな穴のあいた果実を見つけたら、
すぐに切り取って被害が広がるのを防ぎましょう。

ちなみに、タバコガの幼虫は外に出る際にも穴を開けるので、
穴が2つ(偶数)だと幼虫はすでに他の果実に移動しています。