
ピーマンの栽培は、わき芽摘みが大切です。
ピーマンは、主枝の8〜9節に1番花をつけ、
その後は各節に花とわき芽をつける性質があります。
地温が低い時期は、1番花が落花したり、
変形果や果実が小さく固くなり石果することがあるので、
1番果は小さいうちに摘み取って草勢を養います。
1番花のついたわき芽はそのまま伸ばし、
それより下のわき芽は早めに摘み取ります。
さらに、主枝の2番花がついた節のわき芽と、
最初に伸ばした側枝の1番花の節のわき芽の、
計4本を主枝として育てます。
この4本の主枝から出てくる側枝は、
3節目で摘芯します。
そのほかのわき芽は放っておきますが、
混みすぎたら間引いてやり、
株全体に日光があたるようにしましょう。
■ピーマンの花が落ちてしまい実がならない理由
生育初期は結実していたのに、
次第に、花は咲くのに落ちてしまって、
実がならなくなることがあります。
これは、受粉がうまく行われていないためです。
開花期に極端な低温や高温にあうと、
落花してしまいます。
また、雌しべが雄しべより短い”短花柱花”という、
不良花でも、受粉が難しくなり落花してしまいます。
短花柱花になる要因は、肥料切れや水切れ、
日照不足、極端な高温、窒素過多などで、
草勢が弱ると、短花柱花が増えます。
特に生育中期以降になると、
花や果実が多くつくようになり、
養分の取り合いとなります。
そのため、新たにつく花にまで養分がいきわたらなくなり、
短花柱花となってしまうことが多くなります。
短花柱花では受粉がうまく行かず、落花だけでなく、
奇形果の発生も多くなります。
ピーマンは草勢が弱くなると、
花が横〜上向きに開花したり、
生長点付近で開花することが多くなるので、
落花が多い場合は良く観察してみましょう。
■短花柱花を防ぐには
短花柱花を発生させないためには、
肥料切れにならないよう適宜追肥をし、
根を切らないように土寄せし土壌の通気性をよくし、
地中深くまで根をしっかり張らせて丈夫な株に育てます。
また、一度に多くの果実をつけると株への負担が増すため、
果実がなりすぎたときは若どりをして、
株への負担を減らしてあげましょう。
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