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ジャガイモの疫病(そうかびょう)
C)Wikipedia


ジャガイモはやせた土地でもよく育つことから、
19世紀のアイルランドでは、国民の主食として、
栽培されていました。

しかし19世紀半ばにおきた疫病(そうかびょう)により、
ジャガイモがほとんど採れず、100万人以上の人々が死亡し、
その後の50年間で約400万人もの人々が
アメリカなどに新天地を求めて移住していきました。

ジャガイモという一つの作物が歴史を変えたのです。


ジャガイモ疫病そうかびょう)の症状

ジャガイモの茎や葉がベトベトと腐り始めたら、
疫病(そうかびょう)の被害を受けている可能性があります。

疫病は、先に述べたジャガイモ飢饉の原因となった病気で、
ウイルス病とともにジャガイモにとって、
大きな被害をもたらす病気の一つです。

疫病は開花期頃(5〜6月上旬)、比較的低温で、
曇天や雨が続くと発生しやすくなります。

葉では、先端や縁に褐色の斑点ができ、
次第に広がっていって暗褐色に変化します。
葉の裏に、粉状の灰白色のカビが発生しています。

こうなってしまうと、このカビから胞子が飛び出し、
次々と伝染していってしまいます。

茎も同じような症状が出て、最終的には、
茎も葉も腐って悪臭を放ちます。

イモにも感染し、イモが暗褐色となり、固くなります。
腐る場合もあります。


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トマトの疫病


疫病対処法

疫病が発生したら、早期に対処する必要があります。

マンネブダイセン水和剤を1週間おきに3〜4回散布します。
収穫間近な場合は、サンボルドーを散布します。

症状がすすんでしまった場合は、発病株は抜き取り、
焼却処分しましょう。


疫病予防

疫病は、予防が大切です。

窒素肥料の施しすぎや、風通しが悪いと株が軟弱になり、
発病しやすくなります。

また、排水の悪い場所や、生育末期に大雨で冠水したりすると、
疫病が多発するため、排水対策をしっかりとしましょう。

さらに、ジャガイモの連作を避け、土壌に酸性肥料を与え、
健全なタネイモを使用するようにします。

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