
ジャガイモ畑
最近、ジャガイモの種類が本当に増えましたよね。
昔は、日本には、男爵とメークインくらいしかなかったのに、
北アカリ、インカのめざめ、ベニアカリ、アンデスレッド、
レッドムーン、十勝こがね、シンシアなどなど……。
でも、以前行ったドイツでは日本よりさらに品種が豊富で、
毎食ジャガイモが主食として出てきたのですが、
一度として同じ味のものを食べなかったくらいでした。
ドイツの女性は200以上のジャガイモ料理を知っているとか!
本当においしいジャガイモとお料理ばかりでした。
■ジャガイモのタネイモの切り方のコツは?
ジャガイモはタネイモで増やします。
タネイモを良く見ると、長いほうの頂点付近に、
大きなくぼみ(イモのへそ)があります。
このくぼみは、親株の根につながっていた部分で、
ジャガイモの芽の多くは、このくぼみと反対側から出ます。
タネイモをきるときは、その芽の多い部分が、
均等に分かれるように、縦2つに切り分けます。
大きなタネイモの場合は、大きな芽を2つ以上つけて3つ、
大きさによっては4つ割りにしてもよいでしょう。
タネイモを切り分けるときは、芽を切らないように注意します。
切り分けたタネイモは、陰干しをします。
切り口が乾燥してコルク化したら、切り口を下にして、
植え溝に40〜50cm置きに並べ、その上に掘り上げた土を、
5〜6cmの厚さにもどして覆土し、軽く足で踏んで、
押さえておきます。

収穫したジャガイモ!
■植え付けたタネイモからたくさんの芽が出たときは?
上記のようにタネイモを植え付けると、
1つのタネイモから5〜6本の芽が出てきます。
そのまま育ててしまうと養分が分散して、
充実した株に育ちませんし、茎葉が茂りすぎ、
風通しや日当たりが悪くなって、
病気や害虫が発生しやすくなります。
そこで、新芽は勢いの良いもの1〜2本を選んで残し、
他はかき取ってしまいます。
芽かきの適期は、発芽後10日前後です。
芽かきの際は、残す芽を傷つけないように注意します。
残す芽の根元を押さえながら、かき取る芽は、
横に倒すようにして引っ張ると、基から取り除けます。
芽かき後は、株間や畝の間を軽く耕し、1株につき
1握りの化成肥料を施し、土寄せをしておきます。
■ジャガイモを栽培するとき、選ぶときの参考にしてください
・ジャガイモの種類と特徴 写真入り1
・ジャガイモの育て方|栽培方法 家庭菜園で大収穫
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