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キャベツのとう立ち


キャベツは、関東以南であれば、
ほとんど1年中栽培できます。

しかし、本来冷涼な気候を好み、
暑さに弱いので家庭菜園では秋まきにして、
春に収穫するのが最も作りやすいです。

ただし、秋まきする場合には、
とう立ちに注意する必要があります。


キャベツ結球せずとう立ち花が咲く理由は?

キャベツは、一定の大きさになった苗が、
一定の期間、連続して低温にあうと、
生長点に花芽ができてしまいます。

花芽ができると、それ以降は葉の生長が止まり、
春先になって気温が上がってくると、
花茎を伸ばして花をつけてしまいます。

この現象を「早期とう立ち」といい、
秋まきのキャベツでは特に注意が必要です。

キャベツを秋まきで栽培する際に、
タネまき適期より早くまき過ぎるのが原因です。


また、きちんと適期にまいても、
追肥が多すぎて成長が良すぎると、
本格的に寒くなる前に葉が育ちすぎ、
早まきしたのと同じ結果になり、
とう立ちしてしまいます。


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キャベツの花は愛らしいので園芸にも使われる


キャベツ品種とう立ち関係

花芽が分化する苗の大きさと温度は、
キャベツの品種によって、異なります。

秋まき極早生群の中野改良系では、
12〜14枚の大苗であるのに対し、
コペンハーゲンマーケット系は、
3〜5枚で感応してしまいます。

また、低温感応の温度は平均気温13℃以下、
平均最低気温10℃以下とされていますが、
平均気温5〜7℃で最も感応しやすくなります。

低温にあたる時間も品種間差は多少ありますが、
一般的に1ヶ月以上です。

植え付け後に花芽の分化を防止することはできないので、
地域にあった品種を選び、適切な時期にタネをまき、
しっかりと管理することが大切です。


キャベツ結球したが、とがったのようになる理由は?

逆に、キャベツが結球したものの、
とがった球のようになってしまったとしたら、
それは「球内とう立ち」といい、
結球ともとう立ちともつかない状態で、
結球内でとう立ちが始まってしまっています。

キャベツは、”グリーンバーナリゼーション型”
(緑植物春化型)と呼ばれ、
一定の大きさになった苗が、
一定の期間、低温にあうと花芽分化し、
その後の高温と長日でとう立ちします。

夏まきにして、冬に収穫する場合、
花芽分化が起こる12月までに、
正常に結球するのに必要な葉数が不足していたり、
秋まきにして春に収穫する場合、
収穫が遅れると、球内とう立ちしてしまいます。

とうが立つと味が落ちるため、
早めに収穫しましょう。


*写真協力2点とも C)ZAPAnet総合情報局さま
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