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福寿草、愛らしい花


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福寿草、生命力がある


福寿草は、お正月から早春の風物詩ともいえる多年草です。
日本では縁起物として、とても人気のある花です。
自生地や庭植えされているものは、
雪どけのころ、春一番に自然に開花します。

盆栽仕立てのものも市販されて、ひと足早い花を観賞できます。
年の瀬に店頭にならぶ鉢植えを購入するときは、
つぼみがふっくらと、まあるくふくらんだ苗を選びましょう。
今にも咲きそうな感じの花色が見えているものが理想的です。


福寿草つぼみがつかない咲かない理由は?

1.日照と温度が適していない
福寿草は、冬の休眠期から春の陽光を浴びて、
芽出しが始まります。
芽ぶいてきたら日光浴をさせて、
生育をうながしましょう。
ガラス越しの日光でもよいので、日当たりをよくします。

つぼみのついた鉢花を求めた場合も、
日によく当たるようにしましょう。
日が差し込まないときは、花は咲きません。
室内に置くときは、暖房の強い環境はさけましょう。

2.空気が乾燥しすぎている
福寿草は、適湿を好む性質をもちます。
新芽が出始める時期から花が終わるまでは、
水をやや多めにあたえます。

鉢花として育てている場合は、
空中湿度が不充分な事が、多々あります。
こまめに霧吹きで水をあたえて、
空中湿度を維持するよう、心がけてください。

3.根の痛んでいる
福寿草は、根が傷ついたり乾燥すると、
弱りやすくなります。
促成栽培されて出荷された鉢植えの場合は、
見た目をよくするために根を切り詰めています。
そのため、ストレスがかかってる場合が多く、
短命になる心配もあります。

深めの鉢に植えられた株が、育てやすいでしょう。
生長期には、水を切らして乾燥させないように、
気を配ります。
乾き具合が分からないときは、
鉢を持ち上げてみて、重みがあるか確かめから、
判断するとよいです。

■参考
・福寿草(フクジュソウ)の育て方 栽培方法
・福寿草の購入のコツと植え替え