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ポインセチアの挿し芽で育てた苗


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ポインセチアは短日処理できれいに赤くなります


ポインセチアは秋冬に独特の美しさを誇る鉢花です。
花のように見える苞(ほう)がひじょうに美しく、
花は小さな粒のように見える部分です。

赤い鉢花が定番ですが、霜降り、黄、ピンク、白など、
たくさんの園芸品種が店頭にならび、
手にとりたくなるものです。

今シーズン購入したポインセチアを、
次のシーズンも華やかなポインセチアに育て上げられます。


ポインセチア赤くする 栽培方法

1.短日処理で色づかせます
ポインセチアは、代表的な短日植物のカラーリーフです。
秋以降の夜が長くなる時期になると、
苞(ほう)が色づいてきます。
晩秋に出回る鉢花は、人工的に短日処理を行い、
加温をしながら栽培されています。

夜に冷え込む日本の秋では、
自然に花芽をつけるのは厳しいでしょう。
一般家庭で育ててる鉢も、
短日処理をほどこしてあげると赤くすることができます。

2.短日処理の方法
ポインセチアの色を変えるためには、
植え替えと剪定を済ませて、
8月下旬から9月上旬から、短日処理を開始します。

夕方から朝にかけて暗闇にします。
段ボールや発泡スチロールなどの箱を利用して、
かぶせるとよいでしょう。
黒いビニール袋でもだいじょうぶです。

すき間などからわずかな光もさしこまないように、
気を付けましょう。
真っ暗な状態は12〜15時間ほど確保するようにします。
およそ30〜40日間、毎日連続して続けることが成功の秘訣です。

3.日照と温度も大切です
ポインセチアは秋以降も、じゅうぶんに日光を、
当ててあげましょう。
秋がきて日照時間が短くなると同時に、
日中と夜間の温度差が開いてきます。

日中は適温であっても、夜間は低温に当たらない場所に、
移動して保温しましょう。

明け方の最低気温が、
10℃ほどに下がるようになったら要注意です。

夜だけ室内に置くなどするのもよいです。
その場合は、室内の照明や屋外の街灯などの明かりが、
当たらないようなカバーや箱で覆ってください。

■参考
・ポインセチアの育て方と越冬方法