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シクラメンのパープル系もきれいです
シクラメンは、秋から冬にかけて、
花が八分咲きの鉢を入手することが多いです。
本来、自生地では春に咲く花です。
温室で促成栽培されたプロの鉢花より、
自ら育てたシクラメンの開花が少し遅れるのはそのためです。
夏を無事に過ごすことができた9月以降は、
ふたたび生長をしながら花芽も分化します。
外気に当てて、少しずつ寒さに慣らして、
じょうぶな株に育ててから室内に取り込むと、
その後の管理がとても安心で楽です。
■シクラメンの栽培―秋の植え替えと追肥で元気に
1.新しい用土で植え替えを
シクラメンの夏越し後、9月上旬に球根を掘り上げます。
根があめ色をしていれば大丈夫です。
黒くなっている部分は、取り除きましょう。
球根は上部をむき出しにした状態の浅植えにします。
植え付け後は、水やりを再開しましょう。
植え替えを済ませてからは、
10日ほど明るい日陰で、株を休ませます。
2.日光をじゅうぶんに当てます
シクラメンは、太陽の光がとても好きです。
秋になったら、戸外の日なたに移動させて、
たっぷり日光にあてましょう。
霜のおそれのある季節になったら、
ガラス越しの日光でもかまいません。
葉だけでなく、花やつぼみにも、
むらなく日光浴をさせるとよいです。
3.追肥し葉組みをしてあげます
シクラメンに肥料を与えましょう。
9〜5月ころの生育期には、月に1回の置き肥と、
月に2回の液体肥料の追肥を併用してほどこします。
窒素の配合比率が多いと、つぼみが付きにくいので、
とくに、液体肥料に関しては、
リン酸がカリより多く含まれたものを、
あたえるとよいでしょう。
水や液肥をあたえるときは、
球根や葉に直接かからないように気を配ります。
新芽が出て葉柄が伸びてきたら、
株の中心部にも、日光が当たるような手入れをします。
「葉組み」と「花寄せ」でシクラメンは元気に育ちます!
葉茎を外側にそっと押し広げるようにもっていき、
花茎を真ん中に集めるようにしましょう。
葉組みをしながら、時々鉢をまわして、
日光がまんべんまく浴びられるようにします。
>>シクラメンの詳しい育て方と栽培方法へ
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