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シクラメン、徒長しています
シクラメンは、秋から冬にかけて多く出回る、
たいへん身近で豪華な鉢花です。
ハート形の葉が茂り、色鮮やかな花との、
コントラストも美しいです。
葉の数が多いと、花の数も期待できます。
花が中心に集まって咲いてるもので、
葉の大きさと花の形がそろった鉢を選びましょう。
日当たりを好み、花は光のある方向を求めます。
温かすぎず、寒すぎない室内の窓辺に飾って、
楽しむのが一般的です。
シクラメンの茎がのびたり、草姿が乱れることがあります。
その理由と対策をご紹介します。
■シクラメンの茎がのびる、草姿が乱れる理由は?
1.暖房の効きすぎた部屋、場所に置いたため
シクラメンは、温かすぎる部屋では、
茎や花が徒長しひょろひょろとのび、
草姿が乱れてしまいます。
また、葉が黄ばんで病気になって、
枯れることもあります。

温度が不適切だと、株が弱ってしまいます
置き場所は、15〜20℃程度が適しています。
夜間の最低気温は10℃ほどがよいでしょう。
日中25℃以上、夜間15℃以上くらいになると、
花が上がりにくくなり休眠してしまいます。
とくに冬は、低温にあてる心配がありますが、
温かすぎる環境にも気をつけましょう。
2.日照不足と肥料のバランスが悪い
シクラメンは、日光がとても好きです。
日当たりが悪いと、徒長しやすくなり、
つぼみができにくくなり、花色も悪くなります。
鉢花を求めたら、ガラス越しの太陽光線が、
じゅうぶんに当たる窓辺で育てます。
花を長く楽しむためには、追肥をしましょう。
リン酸とカリの配合が多めのものをほどこします。
窒素が過剰になると、花つきが悪くなります。
油かすや菜種かすなどは、さけた方がよいでしょう。

花を中央に寄せるには、葉組をすると良いです
3.葉組みと花寄せをしていない
シクラメンは自然に開花させると、
葉柄の付け根に花芽をつけて、ばらばらに咲きます。
お店で売っている鉢は「葉組み」とよばれる作業を、
ほどこしてから出荷されています。
伸びた茎を株の外側にもっていくようにし、
花茎を中心部へ移動させる「花寄せ」をします。
株の中心部にも、しっかりと日光が当たるようにしましょう。
生長と開花を促しながら、花が中心にまとまるように、
手を加えてあげると、草姿が整っていきます。
葉組みは、少なくとも月に1回ほど行います。
>>シクラメンの詳しい育て方と栽培方法へ
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