
オリヅルランの寄せ植え
白のペンタス、ピンクペチュニア、銅葉のヒューケラ・レーブオン、プリベットシルバーをアレンジ
C)berry

オリヅルランの花
オリヅルラン(Chlorophytum)は、
南アフリカ原産のユリ科の観葉植物です。
良く出回っているのは斑点が入った品種で、
葉緑に入っているものがソトフオリヅルラン、
斑点が葉の真ん中に入るのがナカフオリヅルランです。
どちらもじょうぶで、よくランナーを伸ばし、
その先に子株をたくさんつけます。
また、葉の幅が広いヒロハオリヅルランは、
斑点が真ん中に入りますが、
外側に細く入るほうはシャムオリヅルランと呼ばれており、
種類が違うためランナーは出しません。
近年、オリヅルラン ボニーなど、
葉先がカールしている品種もあります。
■オリヅルランの仕立て方
オリヅルランは丈夫な性質なので、
コンテナガーデンや花壇の縁どりとして、
戸外に植えられている姿を良く見かけます。
霜が降りなければ、0℃まで耐えられます。
小鉢、中鉢に植えて高い場所へ置くか、
つり鉢仕立てにして子株を垂らすと、
オリヅルランの愛らしい特徴が楽しめます。
ただし、シャムオリヅルランは葉が薄く、
水切れや寒さに弱いので、
小鉢かミニ観葉にして、部屋のテーブル、窓際、
などに置くと育てやすいです。

オリヅルラン ボニー、花言葉は、集う幸福、守り抜く愛
C)euro plants studio
■オリヅルランの育て方 栽培方法
・置き場所
日陰でも育ちますが、
長い期間 暗い場所に置いたままだと、
斑点が少なくなって生長も遅くなります。
真夏でも直射日光の下に置けるぐらい、
本来は日当たりを好む性質ですが、
暗い場所から急に日当たりが良い場所に移すと、
葉が焼けてしまうので注意が必要です。
シャムオリヅルランは、冬になったら、
部屋の暖かい場所に取り込みます。
オリヅルランの越冬温度は品種により0〜10℃ですが、
寒さにあてると元気がなくなります。
・水やり
オリヅルランは乾燥に強く、
鉢の土が濡れすぎていると根腐れを起こしやすいので、
必ず土の表面が白っぽく乾燥しているかをチェックしてから、
水やりをします。
冬は寒い場所に置いていますが、
シャムオリヅルランは、できるだけ水を与えないようにします。
・植え替え方法
オリヅルランの元気な株は、
すぐ鉢全体に葉が広がります。
鉢の土の水の通りが悪くなってきたら、
株分け、あるいは一回り大きな鉢に植え替えます。
根が白く太いものはそのまま残し、
黒く腐ってしまった根は切り落とします。
また、子株は垂らしたままでは大きくなりません。
しかし切り取って植えつけると、
新しい株として育ち始めます。
根が出ている子株を使うと、
簡単に発根し植えることができます。
◎株分け
オリヅルランの株分けは、春から秋に行います。
根を傷めないように鉢土をよく落として、
古い根や腐った根を整理して土を洗います。
株分けし、水はけの良い培養土で植え替えます。
子株で増やす場合は、ランナーを3〜5cmつけて切り、
子株に根がある場合は、そのまま植えつけます。
根がなければ、水につけて発根させて植えつけます。
・施肥
春から秋の生長期は、2ヶ月に1回、
緩効性化成肥料を株元に施します。
オリヅルランは、肥料を与えると、
樹勢が増し葉のつやがより鮮やかになります。
冬には、肥料は必要はありません。
■病害虫
カイガラムシがまれに発生しますが、
ほとんど心配はいりません。
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