ガーデンシクラメン、半年も咲いてくれる花
ガーデンシクラメンの品種も豊富に
ガーデンシクラメン(Garden cyclamen)は、
1996年、埼玉県在住の田島嶽さんが、
屋外でもじゅうぶん育てられる耐寒性の強い、
ミニシクラメンの品種を選り抜き、
「ガーデンシクラメン」として販売したのが始まりです。
ガーデンシクラメン、冬の寒さはもちろん、
夏の暑さにも強く初心者にも育てやすいので、
ガーデニングにも人気の品種です。
ガーデンシクラメンの葉の模様もさまざまで、
鉢植え、寄せ植え、コンテナ栽培にも、映えて使いやすいです。
花色も、白、ピンク、紫、赤系、2色咲きなど豊富です。
じょうずに育てれば、11月〜4月ころまで、
花を咲かせることができますし、
越冬、越夏して、毎年花を咲かせてくれます。
ガーデンシクラメンのフリルタイプ
ガーデンシクラメンで、寄せ植え
C)shifon
■ガーデンシクラメンの育て方
・苗選び
全体がずっしりとしまった株で、花茎の高さがそろっているもの、
花びらの形も均一な株がよいです。
葉色・花色が濃く数が多くつややかで、
つぼみが多いものを選びます。
通信販売で購入する場合は、
購入レビューなどを参考に、
評判の良い苗を選んでください。
・植え場所と置き場所
耐寒性は強いのですが、
暖かい南向きの場所で、
霜が降りない場所が理想的です。
屋内の場合は、
日当たりのよい窓辺に置きます。
日照不足ですと、花や葉が徒長します。
暖房した部屋では、
温風が直接あたらないようにしましょう。
夏は、明るい日陰で、
風通しの良い涼しい場所に置きます。
・水やり
シクラメンは乾燥を好みます。
冬、夏は、乾燥気味に栽培し、
生長が盛んな春と秋には、
乾いたら、たっぷり水やりします。
葉っぱを軽く持ち上げて、
株元に水差しなどで、鉢のふちから与えます。
花や茎に水をかけないほうが元気に育ちます。
花がらを摘んで葉組みをすると、次々に花芽が上がります
◎葉組みと花寄せ
ガーデンシクラメンも、
葉や茎が根元を中心に茂る特性があります。
花の下にある中央の葉を外側に寄せて、
花茎を中央に寄せるように仕立てます。
株の中心にも日光が入り、
小さなつぼみにも日光が、
じゅうぶんにあたるようにするのがコツです。
・花がら摘み
咲き終わった花は、こまめに摘み取ります。
手で花茎の付け根をねじるようにして引き抜きます。
・肥料
シクラメンは開花期が長いので、
開花しているときに、2週間に1回くらいの頻度で、
規定量よりも薄めの液肥を施します。
成長期は、月に1回ほど少量の緩効性肥料を与えます。
・病害虫
まれに、イチョウ病が、発生することがあります。
ハダニやストリップには、オルトラン粒剤を使用します。
◎夏越し
夏も休眠させずに水やりをします。
半日陰の風通しの良いところであれば、
元気に葉を茂らせてくれます。
秋に涼しくなってから再び生育するようにします。
こうすると、秋に花芽がついて開花がはじまり、
年末には美しい花たちとまた、出会えます。
■冬季の寄せ植え
ガーデンシクラメンは、
アリッサム、ビオラ、ポインセチア、
ストック、コニファー、アイビー、
ネメシア、エリカ、金魚草などと相性が良いです。
色味を2〜3色くらいに絞ると、
まとまりが出てきれいです。
■参考
・ガーデンシクラメン 花をたくさん咲かせるには?
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・冬の寄せ植え|ガーデンシクラメン&ビオラ
・シクラメンの育て方 しおれるときは?
・ガーデンシクラメンの植え替え
>>ガーデンシクラメンの苗を各種見てみる