
マドンナリリー、数十輪の花が咲いてきます
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マドンナリリー(Madonna lilly)の名前は、
聖母マリアに捧げられた花であることに由来し、
純潔の象徴として名高いヨーロッパ原産の品種です。
マドンナリリーは、香水の原料にも使われる、
ほのかで高貴な香りのよい純白のユリ科の花です。
花は、茎の先端に数輪が次々と展開し数十輪が咲き、
開花どきが、たいへん美しい姿が楽しめます。
草丈は、1.2〜1.5mに達する大型で、
6月中旬から下旬に、大輪の花がたくさん咲きます。
マドンナリリーは、庭の主役として植えたり、
ラベンダーやオールドローズと植え込んだり、
白い花やシルバーリーフの植物と植えて、
ホワイトガーデンにしてもとってもおしゃれです。
マドンナリリーの花言葉は、「純潔」「汚れない心」です。

マドンナリリー、純白で豪華
■マドンナリリーの育て方 栽培方法
・植え付け
ユリですが、球根ではなく、
ポット苗で販売されることが多いです。
ポット苗であれば、休眠期(7〜8月)以外は、
いつでも植え付けできます。
根鉢を崩さないようそっと植えます。
・栽培場所
ユリは一般的に日光を好みます。
日当たりが良く水はけの良い場所が好きです。
西日が当たるところは、やや苦手で育ちが良くありません。
・用土
鉢植え、プランター植えの土は、一般の培養土か、
赤玉土6を主体に、腐葉土3、パーライト1ぐらいの、
水はけのよい用土に植えつけます。
庭植えの場合は、腐葉土と石灰を混ぜ混んで、
水はけを良くして植え付けます。
水はけが悪い場合は盛り土します。
緩効性化成肥料など元肥も加えます。
ユリは、連作障害が出るので、
ユリを植えたことのない土や場所を選びます。
・水やり
マドンナリリーは、
ほかのユリよりやや乾燥気味を好みます。
とくに休眠期は、かなり乾いてから水やりし、
加湿にならないように気を配ります。
鉢やプランターでの夏場の開花期は、
完全に水切れしないように与えます。
マドンナリリーは、開花後に地際から、
来年用の芽(ロゼット葉)が出ますが、
そのときや冬の水やりもやや乾燥気味に与えます。
庭植えの場合、水やりは、ほとんど必要ありません。
水を与えるときは、株元に静かに与えてください。
・追肥
マドンナリリーは、元肥のほかに、
ロゼット葉が出たときに固形油粕などを、
花後のお礼肥として施します。
鉢・プランター植えの場合は、
緩効性の化成肥料などと液体肥料を定期的に与えます。
地植えの場合は即効性の化成肥料で良いでしょう。
マドンナリリーの追肥は、やや少なめにします。
・病害虫
葉枯れ病、立ち枯れ病、さび病などに、
かかることがあります。
過湿がいちばんの問題になるので、
排水性の良い用土で通風しよくして、
栽培するようにして予防します。
マルチングなどで泥はねを防止するのも効果的です。
害虫では、アブラムシが付きやすく、
ウイルス病を媒介するので、発芽し葉が枯れるまで、
オルトランなどを定期的にまきます。
■花後の手入れ
・花がら摘み
マドンナリリーは、数十個の花がつきますが、
花が終わったら、そのつど花がらを摘みます。
最後の花が咲き終わったら、早めに摘みとり、
球根に養分を摂らせ太らせます。
葉は、枯れ落ちるまで切らずにしておくと、
球根の太りを促します。
・植え替え
鉢植えの場合は毎年、庭植えの場合は3年に1度ぐらい、
夏の休眠期に掘り上げて分球し植えつけます。
マドンナリリーには、上根がないので、
底の部分の根を傷めないように慎重に植え替えます。
庭植えの場合は連作障害が出るので、別の場所に植えます。
■参考
・カサブランカの育て方
・カサブランカの花後の手入れと植え替え
・カサブランカ(ゆり、百合)の球根の植え方
・ユリの育て方 12ヶ月
・ユリ 球根の植え付け 画像付き
>>ユリの球根を各種見てみる