
サイネリアは、花色、容姿が豊富なのが魅力

サイネリア、紫系統も人気
サイネリア(シネラリア、Florist's Cineraria、
学名:Senecio × hybridus)は、
キク科セネキオ属、
北アフリカ、カナリヤ諸島などが原産の、
秋まき一年草です。
別名シネラリア、フキザクラ、フウキギク、
などとも呼ばれています。
冬には欠かせない、たいへんポピュラーな鉢花です。
園芸品種も多く、バラエティーにあふれています。
主な品種
・桂華
・センセーション
・ムーンライト
・ジェスター
・星咲き
・八重咲き
草丈は20pくらいの、こんもりした株になるものと、
50pを超えるものまであります。
小輪、中輪のほか、花径6cm以上の巨大輪まで、
さまざまです。
花色は、赤紫、赤、ピンク、紫、白、黄、オレンジ、
などがあり、白と桃色の複色のものも、見られます。
冬を暖かく彩ってくれる、元気いっぱいの花色にいやされます。
草丈の高いものなら、切り花やフラワーアレジメントなどに、
変身させて、みごとに室内を、華やかに飾ってくれるでしょう。
タネまきは9月にし、花期は12〜4月です。

サイネリアのピンクは淡い色から濃い色までバリエーション豊か

サイネリアの青は澄んだ色で爽やか
■サイネリアの育て方 栽培方法
・タネまき
タネまき用培土や、ピートバンなどに、
ばらまきをします。
苗が育ったら、ポットなどに鉢上げをして、
11月下旬〜12月上旬には、定植するようにします。
・苗の選び方
苗を求めて育てる場合には、
草丈が低めのもので、茎が太めのどっしりとした、
丈夫なものを選びます。
徒長したようなもの、下葉が変色したものは、
できるだけ避けましょう。
花を長く楽しむには、つぼみがたくさんついていて、
全体の2割ほど咲いた、鉢花を選ぶとよいです。
・置き場所と環境
冬にサイネリアの鉢花を求めたら、
暖房のない、室内の窓辺に置くとよいでしょう。
暖房がききすぎる環境は、
花が長持ちしないので、気をつけます。
寒い場合は、5℃くらいを保つように工夫します。
・水やりの仕方
水不足の環境になると、株が傷みやすくなります。
とくに開花中は、鉢花の土の様子を、
見逃さないようにします。
鉢土の表面が乾いていたら、
水をじゅうぶんに与えます。
受け皿の水は、ためたままにしないで、
捨てましょう。
・肥料、追肥
花が長い期間咲くので、
月に2〜3回ほど、標準よりも、
薄めた液肥をほどこします。