アイコが一番人気、育てやすく美味しい♪

ミニトマト、ベリー型が人気

アイコのイエローも愛らしい
トマト(tomato,学名:Solanum lycopersicum)は、
ナス科ナス属の植物で果実は食用とされます。
ミニトマトは、トマトの栽培品種で、
果実は直径2〜3pの球形、ベリー型で、
赤、または黄色に熟し種類も多岐にわたります。
大きいトマトは、病気や害虫に弱く、
家庭菜園で育てるのは、少し難しいです。
ミニトマトなら、比較的容易に育てられます。
品種を選べば、1苗から50〜100個もの、
トマトを収穫できるので、満足感も大きいです。
これからご紹介する育て方をすれば、
収穫量も多く美味しいミニトマトが結実します。
小規模で栽培するのなら、
接ぎ木苗を購入すると、安心です。

接ぎ木苗、病気に強く育てやすい
■ミニトマトの育て方 栽培方法
・栽培環境
日当たりと風通しが良い場所で、
排水性保水性が良く、肥えた土を好みます。
酸性土壌は苦手ですので石灰で中和を。
・用土
トマト(ナス科)は連作にたいへん弱いので、
新しい用土を使用するのが安心です。
古土は4〜5年ナス科野菜を、
育てていない土を用います。
・植え付け場所の準備
菜園の場合、苗の植え付けの2週間ほど前に、
3.3uあたり苦土石灰4〜5つかみ、、
1週間ほど前に完熟堆肥15リットル、
化成肥料4〜5つかみを施し、漉き込みます。
プランター栽培場合、
できれば、深型プランターを用い、
野菜用の培養土を使うと安心です。
・タネまき
3月中旬(定植60日前)、
セルトレイや育苗箱にタネまきします。
25℃の加温が必要です。
本葉が2枚で、
7.5〜10cmポリポットに植え替えます。
深型プランターでトンネル保温すると良いです。
・植え付け
本葉5枚くらいで、5月上旬頃植え付けます。
トマトの花芽は同一方向に付くので、
収穫しやすい方向に花房を向けます。
株間、列間30pくらい、
プランターであれば、2苗くらいが、
育ちやすく良いでしょう。
根を崩さず苗を植えつけ、
水をじゅうぶん与えます。

トマトは苗作りが多少難しいので最初は苗を購入すると良いです
初心者の方には、接ぎ木苗をお勧めします。
苗を購入した場合も、上記の手順で行います。
10株程度でしたら、タネから育てるより、
接ぎ木苗を購入して育てると、
病気にかかりにくく、成果が出やすいです。
・支柱立て
苗が倒れないように、
割り箸などで仮の支柱を立てます。
定植後2週間くらいで、本支柱を立てます。
165cmくらいの支柱を頑丈に固定します。
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●の部分に脇芽があります
これが脇芽です、小さいうちにかきとって挿し芽をすると、苗になります。
・脇芽かき
脇芽は早めに手でかきとり、
主枝だけを1本伸ばすように管理します。
1本仕立てにすると栄養が実に行きわたり、
美味で良い果実が採れます。
脇芽かきは、晴天の日にすると、
病原菌が入りにくいです。
・肥料
20日おきに化成肥料、
または液肥で追肥します。
・水やり
乾いたらたっぷり与えます。
メリハリをつけて水やりしましょう。
・摘芯
トマトは下の方から花房実がつきます。
5段目くらいまで花房がついたら、
茎の頂上をカットします。
このように摘心すると、
果実への栄養がよく行き渡ります。
標準プランターの場合は、
3段くらいが良いです。
・収穫
開花して40〜50日くらいで、
へたも実も赤く色づいたら収穫です。
朝の涼しいうちに収穫すると、
みずみずしく美味です。

ミニトマト、美味で収穫が長く楽しめる

アブラムシ、見つけたら捕獲
■ミニトマトの病虫害対策
連作障害を避けるため、ウィルス病の防除に、
ナス科の植物のナス、ピーマン、ジャガイモなどは、
連作しないようにします。
ミニトマトは、比較的病気が出にくいですが、
植え付け、定植直後に予防消毒をします。
自然系のニーム、木酢液などを使っても良いです。
その後は、木全体の消毒はせず、
ダニやハエ、病気が出始めた葉などを、
早めに取り除きましょう。
梅雨時に病気が発生しやすいので、
下葉を整理し、脇芽をとって、
風通しを良くすると、病気になりにくいです。
また、窒素肥料が多いと、
茎葉が茂りすぎて風通しが悪くなり、
病虫害の発生が増えるので、
適量を守りましょう。
また、アブラムシが媒介する、
ウィルス病などの被害が出ることがあります。
アブラムシを見つけたら、
テープなどで除去しましょう。
牛乳スプレーも効果があります。
■ミニトマトの鳥害対策
実が熟してきた頃、
ムクドリやヒヨドリに狙われます。
実を採られないように、
光を通す不織り布のネットで、
トマトの木をすっぽり覆い、
予防します。
■参考
・ミニトマトの育て方 栽培1 これだけで大収穫&美味♪
・トマトの苗の選び方|おいしい果実をいっぱい収穫
・トマトの花が落ちる理由は?
・トマトの実が割れる理由と対策は?
・トマトのひび割れの原因と対策
>>ミニトマトの苗を見てみる