
ニオイスミレの一重

ニオイスミレの八重も人気
ニオイスミレ(においすみれ・匂菫)は、
スイートバイオレット(sweet violet)、
セイヨウスミレとも呼ばれます。
スミレ科スミレ属の耐寒性多年草で、
開花は冬の2月くらいから4月頃です。
育て方がやさしく、可憐な宿根草です。
名前のように甘く良い香りがします。
葉の形もハート型で、愛らしいです。
ニオイスミレの花をコップなどに活けて、
部屋や玄関に飾っておくと、
芳香と美しい紫の花が楽しめます。
花色は、バイオレットのほかに、
薄紫、白、薄いピンクがあり、
一重と八重の品種があります。
■ニオイスミレの育て方 栽培方法
・タネまき
タネまきの時期は、9〜10月頃。
鉢などにまいて1mmくらい覆土し底面給水させると、
10日くらいで発芽します。
本葉3〜5枚で、鉢やプランターに定植します。
・栽培環境
半日陰で、肥えた土で、
湿気のある場所を好みます。
夏は、高温による蒸れと水枯れで弱るので、
半日陰で風通しの良いところで育て、
乾燥しないように管理してください。
冬には、強い霜に当てないようにすれば、
2月くらいから開花します。
冬場は、やや乾燥気味に栽培します。
・肥料
窒素分の少ない肥料を与えると、
花がよくつくようになります。
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容易に増やせるのも嬉しいです
・株分け
株分けは、3月〜5月か9〜10月頃が良いです。
ニオイスミレなどスミレ属は、
株の寿命が比較的短いので、
株分けして若い苗を増やしていくと良いです。
・増やし方
ニオイスミレの増やし方は、株分けのほかに、
実生、根伏せ、葉挿しなどが簡単にできます。
・花がら摘み
混んだ葉や茎、終わった花、
春の終わりの花の咲かないつぼみは、
取り除いてあげましょう。
・害虫
ツマグロヒョウモンの幼虫が、
スミレ類を好んで食べます。
あっという間に丸坊主にされますので、
見つけたら捕殺しましょう。
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